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男女交際にトラブルは付き物と言えるかどうかはわかりませんが、その男女交際のトラブルが人の命を奪うというのは絶対にいけません。
されど、殺人事件の動機と言うか、きっかけと言うか、とにかく引き金になるのはだいたい金銭トラブルか、男女関係のトラブルではないでしょうか。
男女交際は順調に進行しているときは良いのですが、一つ狂うと怖いですよね。
よく食べ物の恨みは怖いと言いますが、実際のところ食べ物の恨みで人の命を奪おうとまで思う人はそうはいないはずです。
となると、やはりお金の恨みと負けず劣らず、たちが悪いのが異性への恨み、男女交際のトラブルでございます。
以前アメリカの名門大学で起こった銃乱射事件、無関係の人の多くの命が巻き添えとなりました。
あの事件の引き金になっていたのも容疑者の抱えていた男女交際のトラブルでした。
日本でも大阪の大学生が一人の女性を巡って集団でリンチされ、行方不明になるという事件がありましたね。
あれなんかは、本当にとんでもない話で、被害者となったカップルが直接過去に加害者との男女交際によるトラブルを抱えていたものではないのです。
瞬間的な男女交際のトラブルだったわけですから、防ぎようもなかったのでしょう。

男女交際のトラブルというのは、今の男女交際にはまるで無縁の第三者によって引き起こされることも少なくありません。
以前交際していた男性が女性と復縁したいために、今の女性の彼氏を殺害したという事件も時々あります。
その逆のパターンもあるわけで、こうした過去の男女交際のトラブルに巻き込まれる今の恋人は災難としか言いようがないでしょう。
そうした事件を少しでも減らすためかどうかはわかりませんが、近頃では男女交際のトラブルを専門に扱う相談事務所のような所も存在しています。
のちのち復縁などを迫られないように、内容証明で二人が別れたことをきちんと通達してくれるのだそうです。
いつ過去の男女交際のトラブルが、新しい幸福を妨げるかわからない時代となった昨今、それ位のことをしておかないといけないのかもしれませんね。

男女交際を始めるときは、きっと将来そんな新聞やテレビに載るような事件に発展するなんて思ってもいないことでしょう。
お金の切れ目が縁の切れ目と言われるように、男女の切れ目が人としての心の切れ目なのかもしれません。
本当にいい男女交際をしていたら、お互い別れるときもいい別れ方ができるはずだと思います。
心や体をズタズタにし合うような別れ方だけはなくしていただきたいものですね。

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