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2019年01月17日
Toronto Public Health (トロント公衆衛生局)からの手紙
Toronto Public Health (トロント公衆衛生局)から二通の手紙が来ました。
開けてみると..."can be suspended from school" (「登校禁止になり得ます」)の文句が目に入りました。
以前にも書きましたようにTDSB (Toronto District School Board)が運営するpublic schoolsに入学する際には予防接種証明書が必要です(⇒こちら)。
日本で受けた予防接種の証明書を出して無事に学校生活を始めたのですが...
オンタリオ州の法定予防接種は下の図のように日本のそれと少し異なっています。
生後2ヶ月と4ヶ月でPneumococcal conjugate (肺炎球菌ワクチン)を必ず接種し、またインフルエンザ桿菌(Hib)ワクチンはDTap-IPVとセットになっています。そして1歳になるとMeningococcal conjugate C (髄膜炎[球]菌ワクチン)を打つことになっています。
これらはいずれも髄膜炎の原因となる細菌に対するワクチンです。
日本に比べ乳児・幼児の髄膜炎に対する予防意識が高いようです。
日本にいた頃、わが家の子供たちには肺炎球菌ワクチン、Hibワクチンは打つようにしていたのですが、髄膜炎[球]菌ワクチンは日本では殆ど知られていないように思います。
(専門的になりますが、メナクトラという髄膜炎[球]菌ワクチンが2015年に日本で承認されましたが、eclizumabという薬を使用する方にのみ保険適応ということになっています。)
また日本では11歳頃に予定されているDTaP-IPVの5回目は4-6歳に打つことになっています。
(また乳児にはロタウイルスのワクチンを打つことになっています。就学年齢の子供には関係ないですが。)
と言うわけで、Toronto Public Healthの担当官はきちんとわが家の子供たちの予防接種証明書に目を通して、"Meningococcal conjugate CとDTap-IPVが足りないですよ"と教えてくれたのです。
ただしこの勧告は法的な強制力を伴っています。
"Immunization of School Pupils Act"に基づいて、通知を受けた子供は一定の期間内に予防接種を受けないと停学処分になってしまいます。
このあたりの公衆衛生に対する考え方は日本よりもずっと厳しいですね。
昨今の日本では、風疹や麻疹の予防接種をきちんと受けていなかった方が大人になってからこれらの感染症に罹患して重症化したり、妊婦さんへのリスクとなっていることがしょっちゅうニュースになっています。
予防接種に関しては日本は「後進国」だったようですね。
ちなみにこれらの予防接種は全て公費で賄われます。
秋に受けたインフルエンザワクチンも無料でした。
日本でHibワクチンや肺炎球菌ワクチンを打った時には公費補助がなく、健康は何事にも代えられないから、とそれぞれ1万円ほどもかけて出して打ったのですが・・・。
日本で今年本当に消費税が10%に引き上げられるのでしたら、こうしたところに使って欲しいですよね。
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開けてみると..."can be suspended from school" (「登校禁止になり得ます」)の文句が目に入りました。
Toronto Public Health (トロント公衆衛生局)からの手紙。「停学になることも」("can be suspended from school")との警告が目に入りました。 |
以前にも書きましたようにTDSB (Toronto District School Board)が運営するpublic schoolsに入学する際には予防接種証明書が必要です(⇒こちら)。
日本で受けた予防接種の証明書を出して無事に学校生活を始めたのですが...
オンタリオ州の法定予防接種は下の図のように日本のそれと少し異なっています。
生後2ヶ月と4ヶ月でPneumococcal conjugate (肺炎球菌ワクチン)を必ず接種し、またインフルエンザ桿菌(Hib)ワクチンはDTap-IPVとセットになっています。そして1歳になるとMeningococcal conjugate C (髄膜炎[球]菌ワクチン)を打つことになっています。
オンタリオ州の予防接種スケジュール。 日本に比べて髄膜炎の起炎菌(肺炎球菌, Hib, 髄膜炎[球]菌)に対するワクチンが手厚いのが特徴です。 |
これらはいずれも髄膜炎の原因となる細菌に対するワクチンです。
日本に比べ乳児・幼児の髄膜炎に対する予防意識が高いようです。
日本にいた頃、わが家の子供たちには肺炎球菌ワクチン、Hibワクチンは打つようにしていたのですが、髄膜炎[球]菌ワクチンは日本では殆ど知られていないように思います。
(専門的になりますが、メナクトラという髄膜炎[球]菌ワクチンが2015年に日本で承認されましたが、eclizumabという薬を使用する方にのみ保険適応ということになっています。)
また日本では11歳頃に予定されているDTaP-IPVの5回目は4-6歳に打つことになっています。
(また乳児にはロタウイルスのワクチンを打つことになっています。就学年齢の子供には関係ないですが。)
と言うわけで、Toronto Public Healthの担当官はきちんとわが家の子供たちの予防接種証明書に目を通して、"Meningococcal conjugate CとDTap-IPVが足りないですよ"と教えてくれたのです。
ただしこの勧告は法的な強制力を伴っています。
"Immunization of School Pupils Act"に基づいて、通知を受けた子供は一定の期間内に予防接種を受けないと停学処分になってしまいます。
このあたりの公衆衛生に対する考え方は日本よりもずっと厳しいですね。
昨今の日本では、風疹や麻疹の予防接種をきちんと受けていなかった方が大人になってからこれらの感染症に罹患して重症化したり、妊婦さんへのリスクとなっていることがしょっちゅうニュースになっています。
予防接種に関しては日本は「後進国」だったようですね。
ちなみにこれらの予防接種は全て公費で賄われます。
秋に受けたインフルエンザワクチンも無料でした。
日本でHibワクチンや肺炎球菌ワクチンを打った時には公費補助がなく、健康は何事にも代えられないから、とそれぞれ1万円ほどもかけて出して打ったのですが・・・。
日本で今年本当に消費税が10%に引き上げられるのでしたら、こうしたところに使って欲しいですよね。
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2018年11月20日
Romaine lettuce (レタス)を食べないで! - O157の感染源になっているようです
このところすっかり本業がいそがしくなってしまいブログから離れてしまいました。
知らない間にトロントは真冬になってしまい、周囲は雪景色、明日はマイナス11℃まで冷え込む予報になっています。
さて、今日は急いで皆様にお知らせした方が良いと思うニュースがありましたので、取り急ぎこの記事を書いています。
Romaine lettuce (スーパーなどでよく売っているちょっと硬めのレタスです)を食べないでください!
"Spring Mix"としてプラスチックの箱で売られている野菜の中にも入っていますし、シーザーサラダにも入っています。
このように書くとアヤシイ「健康情報」のように思われるかもしれません。
が、決して三流キュレーションサイトのデマではありません。
アメリカのCDC (Center for Disease Control and Prevention)やFDA (Food and Drug Administration)が本日緊急勧告を出したのです。
アメリカで志賀毒素産生大腸菌(腸管出血性大腸菌)O157:H7に感染した人が11の州で計32人も報告されました。そして、どうやらその感染源がromaine lettuceらしい、と言うのです。
「O157」は日本でも耳にしたことがある方が多いと思います。
少数の菌を摂取しただけで感染が成立し、激しい腹痛や下痢・血便を生じ、重症になると溶血性尿毒症症候群を起こすこともある怖い菌です。
カナダのスーパーで売られているromaine lettuceもアメリカ産のものが殆どですので、CDC, FDAの勧告はそのままカナダに住まわれている方にも当てはまります。
Romaine lettuceは決して食べずに廃棄し、romaine lettuceが入っていた棚はよく洗浄し、消毒してください。
どうか、感染される方がでませんように。
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知らない間にトロントは真冬になってしまい、周囲は雪景色、明日はマイナス11℃まで冷え込む予報になっています。
さて、今日は急いで皆様にお知らせした方が良いと思うニュースがありましたので、取り急ぎこの記事を書いています。
Romaine lettuce (スーパーなどでよく売っているちょっと硬めのレタスです)を食べないでください!
"Spring Mix"としてプラスチックの箱で売られている野菜の中にも入っていますし、シーザーサラダにも入っています。
このように書くとアヤシイ「健康情報」のように思われるかもしれません。
が、決して三流キュレーションサイトのデマではありません。
アメリカのCDC (Center for Disease Control and Prevention)やFDA (Food and Drug Administration)が本日緊急勧告を出したのです。
「Romaine lettuceを食べないように!」との緊急勧告がCDCやFDAから出されました。カナダも対象です。 CDCのサイトは ⇒ こちら |
アメリカで志賀毒素産生大腸菌(腸管出血性大腸菌)O157:H7に感染した人が11の州で計32人も報告されました。そして、どうやらその感染源がromaine lettuceらしい、と言うのです。
「O157」は日本でも耳にしたことがある方が多いと思います。
少数の菌を摂取しただけで感染が成立し、激しい腹痛や下痢・血便を生じ、重症になると溶血性尿毒症症候群を起こすこともある怖い菌です。
カナダのスーパーで売られているromaine lettuceもアメリカ産のものが殆どですので、CDC, FDAの勧告はそのままカナダに住まわれている方にも当てはまります。
Romaine lettuceは決して食べずに廃棄し、romaine lettuceが入っていた棚はよく洗浄し、消毒してください。
どうか、感染される方がでませんように。
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2018年09月22日
2018/2019年シーズンのインフルエンザ・ワクチン接種プログラムと経鼻ワクチン
トロント公衆衛生局(Toronto Public Health: TPH)が2018/2019年シーズンのインフルエンザ・ワクチン接種プログラムについて情報を公開しました。気にされている方も少なくないと思いますので、ここに共有したいと思います。
A. 高用量3価不活化ワクチン(High-Dose Trivalent Inactivated Vaccine [HD-TIV])
HD-TIVは通常用量のワクチンに比べて効果が高いことが示されており、高齢の方でA型インフルエンザウイルスによる罹患率が高いことから、トロント公衆衛生局は65歳以上の方(強い副反応歴など接種を避けるべき理由がなければ)に推奨しています。
B.4価不活化ワクチン (Quadrivalent Inactivated Vaccine [QIV])
※2歳から17歳の子供はこのQIVではなく、経鼻ワクチン(鼻スプレータイプ)の4価弱毒化生ワクチン(Quadrivalent, Live Attenuated Influenza Vaccine [Q-LAIV])を選択することも可能。
以下はトロント公衆衛生局からの発表ではありませんが、少し鼻スプレータイプ(経鼻)ワクチンについて書いてみたいと思います。私の以前の仕事と若干関係があるので少し専門的かもしれませんが、なるべくかみ砕いて書きますので興味のある方はどうぞ。
経鼻(鼻スプレータイプの)ワクチン(FluMist)は2003年にアメリカで、2011年にヨーロッパで承認されていますが、日本では承認されていません。子供にとって注射はいやなものですし、また注射タイプの不活化ワクチンですと、インフルエンザの感染経路である上気道に十分免疫が誘導されないとされています。
事実、2009年新型インフルエンザウイルスの出現までは経鼻ワクチンの方が効果が高いとする研究が出ていました。ところが2013/2014シーズンからアメリカでFluMistの効果が低下していることが指摘されるようになりました。これはFluMistが2009年型新型インフルエンザウイルス類似のウイルス(influenza A(H1N1)pdm09-like virus)に効果が発揮できなかったことが原因とされています。そのため、米国疾病管理予防センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)は2016/17シーズン以降、同ワクチンを接種推奨リストから取り下げていました。
経鼻ワクチンが2009年新型インフルエンザウイルス類似のウイルスに効果が発揮できなかったのは、ワクチン製造に用いたウイルスの増殖能力が悪かったことが原因と考えられました。生ワクチンですから、鼻にスプレーした後、ウイルスが粘膜に感染して増殖しないと効果が出ないのです。
そこでワクチン製造会社はワクチンをつくるのに用いたウイルス株をより増殖能力が高いウイルスに変更しました。この改良型経鼻ワクチンは接種後の抗体価の上昇が良好なことが示されています。ただし2017/2018年シーズンは2009年新型インフルエンザの感染は広まらず、殆どがA(H3N2)型インフルエンザウイルスとB型インフルエンザウイルスだったため、この改良型経鼻ワクチンが本当に有効かどうかのデータはまだありません。
CDCの予防接種諮問委員会は総合的に考えて、この経鼻ワクチンを今シーズンから再度推奨リストに加えています。トロント公衆衛生局もこのような流れを受けているものと考えられます。
参考:
CDC > MMWR - Update: ACIP Recommendations for the Use of Quadrivalent Live Attenuated Influenza Vaccine (LAIV4) − United States, 2018–19 Influenza Season. June 8, 2018; 67(22): 643–645. (⇒ こちら)
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A. 高用量3価不活化ワクチン(High-Dose Trivalent Inactivated Vaccine [HD-TIV])
- 商品名Fluzone High Dose (HD)
- 公費負担です
- 65歳以上の方に推奨されています
- 医院または長期入居型の介護施設でのみ接種できます
HD-TIVは通常用量のワクチンに比べて効果が高いことが示されており、高齢の方でA型インフルエンザウイルスによる罹患率が高いことから、トロント公衆衛生局は65歳以上の方(強い副反応歴など接種を避けるべき理由がなければ)に推奨しています。
B.4価不活化ワクチン (Quadrivalent Inactivated Vaccine [QIV])
- 商品名 FluLaval Tetra, Fluzone Quadrivalent
- 6ヶ月齢以上の子供と全ての大人が対象
※2歳から17歳の子供はこのQIVではなく、経鼻ワクチン(鼻スプレータイプ)の4価弱毒化生ワクチン(Quadrivalent, Live Attenuated Influenza Vaccine [Q-LAIV])を選択することも可能。
経鼻ワクチンは注射嫌いとしては確かに惹かれますが...FluMist Quadrivalentのウェブサイトより。 (https://www.flumistquadrivalent.com/) |
以下はトロント公衆衛生局からの発表ではありませんが、少し鼻スプレータイプ(経鼻)ワクチンについて書いてみたいと思います。私の以前の仕事と若干関係があるので少し専門的かもしれませんが、なるべくかみ砕いて書きますので興味のある方はどうぞ。
経鼻(鼻スプレータイプの)ワクチン(FluMist)は2003年にアメリカで、2011年にヨーロッパで承認されていますが、日本では承認されていません。子供にとって注射はいやなものですし、また注射タイプの不活化ワクチンですと、インフルエンザの感染経路である上気道に十分免疫が誘導されないとされています。
事実、2009年新型インフルエンザウイルスの出現までは経鼻ワクチンの方が効果が高いとする研究が出ていました。ところが2013/2014シーズンからアメリカでFluMistの効果が低下していることが指摘されるようになりました。これはFluMistが2009年型新型インフルエンザウイルス類似のウイルス(influenza A(H1N1)pdm09-like virus)に効果が発揮できなかったことが原因とされています。そのため、米国疾病管理予防センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)は2016/17シーズン以降、同ワクチンを接種推奨リストから取り下げていました。
経鼻ワクチンが2009年新型インフルエンザウイルス類似のウイルスに効果が発揮できなかったのは、ワクチン製造に用いたウイルスの増殖能力が悪かったことが原因と考えられました。生ワクチンですから、鼻にスプレーした後、ウイルスが粘膜に感染して増殖しないと効果が出ないのです。
そこでワクチン製造会社はワクチンをつくるのに用いたウイルス株をより増殖能力が高いウイルスに変更しました。この改良型経鼻ワクチンは接種後の抗体価の上昇が良好なことが示されています。ただし2017/2018年シーズンは2009年新型インフルエンザの感染は広まらず、殆どがA(H3N2)型インフルエンザウイルスとB型インフルエンザウイルスだったため、この改良型経鼻ワクチンが本当に有効かどうかのデータはまだありません。
CDCの予防接種諮問委員会は総合的に考えて、この経鼻ワクチンを今シーズンから再度推奨リストに加えています。トロント公衆衛生局もこのような流れを受けているものと考えられます。
参考:
CDC > MMWR - Update: ACIP Recommendations for the Use of Quadrivalent Live Attenuated Influenza Vaccine (LAIV4) − United States, 2018–19 Influenza Season. June 8, 2018; 67(22): 643–645. (⇒ こちら)
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2018年09月20日
トロントで初めての小児科受診
いったん昨日日中は解熱して登校した娘ですが、帰宅後再度発熱しました。
今度は喉が痛い、首のぐりぐりもあるような・・・。
これはいかん、なんとか受診しなければ、と近所の小児科医(pediatrician)をあたりました。
最初は月曜日に調べておいたトロント小児病院のリストから近所のclinicsに電話したのですが、自動音声の応答で、
"In case of an emergency, please call 911. If you'd like to book an appointment, please e-mail us at info@..."
"Please note that we do not see patients who walk-in without appointments."
と言う案内でした。。。
あかん、話が違う、、、といろいろ探したら、それほど遠くないところに小児科のクリニックを発見!
トロント小児病院(The Hospital for Sick Children; こちらでは"SickKids"と呼ばれています)の非常勤スタッフもやっている開業医の先生です。電話してみたところ、今度は受付の人が出てくれました。
最初にHealth Cardを持っているかどうかの確認があり(⇒ こちら)、その後症状を伝えました。最初は「月曜日以降に...」などと言われましたが、発熱が続いてもう4日目に入り、喉も痛がっていて、溶連菌感染(Streptococcal infection)なども心配だから...うんぬんかんぬん説明したところ、本日受診してよいとのお返事をいただきました。
持ち物リストは下記の通り。
やはりこの2つは必需品ですね。
時間より少し前に着くと、隣のクリニックと共通の待合室は2組くらいの受診者しかいませんでした。完全予約制でゆったりと診察しているようです。
時間になるとすぐ診察室に通してくれました。
日本の医院と比べると、ずいぶん質素なつくりです。
看護師さんが来て、問診をして、身長・体重・血圧を測ったあと、何故か視力検査をしていきました。
そして、これも驚きながら、"Would you like to take a photo of these?"と計測結果を写真に撮らせてくれました。(決して私から頼んだわけではありません。)
そして最後にお医者さんが登場。
症状を聞いて、診察をして、最後に"Strep test"をしてくれました。喉の奥をぬぐって5分くらいで結果が出る溶連菌の検査です。
ちなみにこれはOHIPの対象外で、自己負担10ドルとのこと。決して負担の難しい額ではありませんが、医学的に必要な検査ですよね???
またまたOHIP制度の奥の深さを感じさせられました。
心配していた結果は「陰性」!
"Some viral infection"だろうということで、様子を見ることになりました。
早く良くなってもらいたいです。。。
最後に本当にwalk-inで診てくれる小児科診療所を教えてもらいました。
"No Appointment Necessary"です。
日本の夜間休日診療所のような感じで、その先生もたまに週末担当になってそこで診療しているとのことです。
1. Danforth Clinic
235, Danforth Ave., Suite 100, Toronto, ON, M4K 1N2
Tel: 416-461-3000
2. Willowdale Clinic
1100 Sheppard Ave. E., Suite 100, North York, ON, M2K 2W1
Tel: 416-250-5000
帰りにShoppers Drug Martの前を通ると"Get Vaccinated Here"とワクチンの宣伝をしていました。
因みに
Hepatitis = 肝炎
Shingles = 帯状疱疹 (水ぼうそうと同じウイルス)
HPV = ヒトパピローマウイルス (子宮頸がんワクチン)
Pneumococcal disease = 肺炎球菌(による病気)
です。
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今度は喉が痛い、首のぐりぐりもあるような・・・。
これはいかん、なんとか受診しなければ、と近所の小児科医(pediatrician)をあたりました。
最初は月曜日に調べておいたトロント小児病院のリストから近所のclinicsに電話したのですが、自動音声の応答で、
"In case of an emergency, please call 911. If you'd like to book an appointment, please e-mail us at info@..."
"Please note that we do not see patients who walk-in without appointments."
と言う案内でした。。。
あかん、話が違う、、、といろいろ探したら、それほど遠くないところに小児科のクリニックを発見!
トロント小児病院(The Hospital for Sick Children; こちらでは"SickKids"と呼ばれています)の非常勤スタッフもやっている開業医の先生です。電話してみたところ、今度は受付の人が出てくれました。
最初にHealth Cardを持っているかどうかの確認があり(⇒ こちら)、その後症状を伝えました。最初は「月曜日以降に...」などと言われましたが、発熱が続いてもう4日目に入り、喉も痛がっていて、溶連菌感染(Streptococcal infection)なども心配だから...うんぬんかんぬん説明したところ、本日受診してよいとのお返事をいただきました。
持ち物リストは下記の通り。
- Ontario Health Card
- Immunization record (予防接種歴証明書)
やはりこの2つは必需品ですね。
時間より少し前に着くと、隣のクリニックと共通の待合室は2組くらいの受診者しかいませんでした。完全予約制でゆったりと診察しているようです。
時間になるとすぐ診察室に通してくれました。
日本の医院と比べると、ずいぶん質素なつくりです。
質素な診察室。 棚の上が診察台になっていますが、小さな子供が自分で上がるのは不可能な高さです。 |
看護師さんが来て、問診をして、身長・体重・血圧を測ったあと、何故か視力検査をしていきました。
そして、これも驚きながら、"Would you like to take a photo of these?"と計測結果を写真に撮らせてくれました。(決して私から頼んだわけではありません。)
看護師さんが見せてくれた記録。 体重など薬局でも聞かれるだろうから、と写真を撮影するよう言ってくれました。 |
そして最後にお医者さんが登場。
症状を聞いて、診察をして、最後に"Strep test"をしてくれました。喉の奥をぬぐって5分くらいで結果が出る溶連菌の検査です。
ちなみにこれはOHIPの対象外で、自己負担10ドルとのこと。決して負担の難しい額ではありませんが、医学的に必要な検査ですよね???
またまたOHIP制度の奥の深さを感じさせられました。
心配していた結果は「陰性」!
"Some viral infection"だろうということで、様子を見ることになりました。
早く良くなってもらいたいです。。。
最後に本当にwalk-inで診てくれる小児科診療所を教えてもらいました。
"No Appointment Necessary"です。
日本の夜間休日診療所のような感じで、その先生もたまに週末担当になってそこで診療しているとのことです。
1. Danforth Clinic
235, Danforth Ave., Suite 100, Toronto, ON, M4K 1N2
Tel: 416-461-3000
2. Willowdale Clinic
1100 Sheppard Ave. E., Suite 100, North York, ON, M2K 2W1
Tel: 416-250-5000
本日受診した小児科で案内された夜間休日診療所。 予約なしで受診できます。 トロントとノースヨークにそれぞれ1ヶ所ずつ教えてもらいました。 |
帰りにShoppers Drug Martの前を通ると"Get Vaccinated Here"とワクチンの宣伝をしていました。
Shoppers Drug Mart店頭の宣伝。 "Get Vaccinated Here" (こちらでワクチンを受けましょう)との宣伝文句にまだ違和感を感じてしまいます。。。 まだインフルエンザ・ワクチンは始まっておらず、この看板で予防接種を呼び掛けているのは Hepatitis A & B Shingles HPV Pneumococcal disease でした。 |
因みに
Hepatitis = 肝炎
Shingles = 帯状疱疹 (水ぼうそうと同じウイルス)
HPV = ヒトパピローマウイルス (子宮頸がんワクチン)
Pneumococcal disease = 肺炎球菌(による病気)
です。
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2018年09月18日
カナダの薬局と薬剤師さん - インフルエンザ・ワクチンも街の薬局で!
今回の娘の発熱について職場で同僚がいろいろ心配してアドバイスをくれました。
その中で特に多かったのが"If you need medicine, go to Shoppers Drug Mart. Pharmacists there will ask you about her symptoms, and make recommendations on drugs."というものでした。
Shoppers Drus Martはトロントではあちこちにあるチェーン店で、私にとってはバスルーム用品、日焼け止め、食品などを買う、日本のいわゆる「ドラッグ・ストア」のような位置づけでした。もちろん元来の本業は薬局なんですよね。
病院に行かなくても薬の相談ができるんだ、と意外に思って調べてみると、カナダの薬剤師さんがしてくれることは日本よりもかなり多いようです。
まずびっくりしたのが、インフルエンザ等のワクチンを薬局で薬剤師さんが打ってくれることです。
日本で病院に行って、問診票を書いて、医師のチェックを受けて・・・という手続きに慣れていた私には目からウロコでした。確かに病院で診療の合間にワクチンの問診を医師がするよりも効率的のように思います。
因みに、カナダのインフルエンザ・ワクチンは注射の他に、鼻に噴霧するタイプのものもあり、2歳から17歳の子供はどちらかを選べるようになっています(経鼻ワクチンについて詳しくは ⇒ こちら)。
またアルバータ州では"Schedule 1 drugs"と分類される薬を処方してもらうこともできるようです。その他の州ではさすがに薬剤師さんから直接処方薬をもらうことはできないようですが、既に処方されている"Schedule 1 drugs"の処方量や剤形などを変更してもらうことができるようです。
例えば薬が足りなくなってわざわざ病院に行くのはかなりの手間ですが、薬局に行けばいいとなるとかなり気が楽ですね。
さらに驚きなのですが、アルバータ州やケベック州では薬剤師さんに血液検査をしてもらうこともできるようです! なんだかお医者さんとほとんど変わらないですね・・・。ただオンタリオ州では血液検査は受けられないようですが。
参考:Canadian Pharmacists Association: Pharmacists' Expanded Scope of Practice
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その中で特に多かったのが"If you need medicine, go to Shoppers Drug Mart. Pharmacists there will ask you about her symptoms, and make recommendations on drugs."というものでした。
Shoppers Drus Martはトロントではあちこちにあるチェーン店で、私にとってはバスルーム用品、日焼け止め、食品などを買う、日本のいわゆる「ドラッグ・ストア」のような位置づけでした。もちろん元来の本業は薬局なんですよね。
病院に行かなくても薬の相談ができるんだ、と意外に思って調べてみると、カナダの薬剤師さんがしてくれることは日本よりもかなり多いようです。
まずびっくりしたのが、インフルエンザ等のワクチンを薬局で薬剤師さんが打ってくれることです。
日本で病院に行って、問診票を書いて、医師のチェックを受けて・・・という手続きに慣れていた私には目からウロコでした。確かに病院で診療の合間にワクチンの問診を医師がするよりも効率的のように思います。
Shoppers Drug Martでもインフルエンザ・ワクチンを打ってもらえます。もうすぐ今シーズンの接種が始まるようです。 |
因みに、カナダのインフルエンザ・ワクチンは注射の他に、鼻に噴霧するタイプのものもあり、2歳から17歳の子供はどちらかを選べるようになっています(経鼻ワクチンについて詳しくは ⇒ こちら)。
またアルバータ州では"Schedule 1 drugs"と分類される薬を処方してもらうこともできるようです。その他の州ではさすがに薬剤師さんから直接処方薬をもらうことはできないようですが、既に処方されている"Schedule 1 drugs"の処方量や剤形などを変更してもらうことができるようです。
例えば薬が足りなくなってわざわざ病院に行くのはかなりの手間ですが、薬局に行けばいいとなるとかなり気が楽ですね。
さらに驚きなのですが、アルバータ州やケベック州では薬剤師さんに血液検査をしてもらうこともできるようです! なんだかお医者さんとほとんど変わらないですね・・・。ただオンタリオ州では血液検査は受けられないようですが。
参考:Canadian Pharmacists Association: Pharmacists' Expanded Scope of Practice
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2018年09月17日
娘の発熱 - 小児科walk-in clinicの確認
(※追記: 予約なしで受診できるToronto/North Yorkの小児科夜間休日診療所の連絡先は別の記事に記載してあります。⇒ こちら)
日曜日の夕方、6歳の娘が熱を出しました。39℃です。
幸いお腹を痛がったり咳や痰をしたりといったことはないのですが、高熱のためぐったりしています。
こちらに来て以降、初めての病気らしい病気です。
新学期が始まって疲れが出たのでしょうか。
早く良くなってくれるといいのですが・・・。
学校の担任の先生、事務(administrator)の方にメールでお休みの連絡を入れました。
日本から持ち込んだ解熱薬(アセトアミノフェン)を確認し、念のため近くのwalk-in clinicで小児科の診療をやっているところを調べておきました。
トロント小児病院(The Hospital for Sick Children)が小児科walk-in clinicのリストを公開していました。
(⇒ こちら)
日曜日の夕方、6歳の娘が熱を出しました。39℃です。
幸いお腹を痛がったり咳や痰をしたりといったことはないのですが、高熱のためぐったりしています。
こちらに来て以降、初めての病気らしい病気です。
新学期が始まって疲れが出たのでしょうか。
早く良くなってくれるといいのですが・・・。
学校の担任の先生、事務(administrator)の方にメールでお休みの連絡を入れました。
日本から持ち込んだ解熱薬(アセトアミノフェン)を確認し、念のため近くのwalk-in clinicで小児科の診療をやっているところを調べておきました。
トロント小児病院(The Hospital for Sick Children)が小児科walk-in clinicのリストを公開していました。
(⇒ こちら)
トロント小児病院(The Hospital for Sick Children)のサイトに小児科のwalk-in clinicsのリストが掲載されています。Family doctorがいて小児科もすぐ診てくれるといいのですが、そうとも限らないので・・・。 |
2018年08月10日
予防接種証明書
英文の予防接種証明書は現地校に通うために必須の書類です。これがないと多額の費用をかけて抗体検査を受けたり、必要のない予防接種を受けたりするよう求められかねません。必ずかかりつけの小児科で作成してもらってから渡航しましょう。
23区内や海外転勤が多い地域の医院は慣れているところが多いかもしれませんが、医院によっては英文での診断書・証明書の書式がなく、発行までに時間がかかることもあります。渡航日時が迫っている方はいつまでに必要かを明示してお願いすると良いでしょう。
私は”抜けて”いて、この証明書が必要だと気付いたのは渡航日まで2週間を切った時期でした(汗)。仕方がないので母子手帳を見ながら下記のように原稿を作成して小児科に持参したところ、その場で先生のサインとハンコをもらうことができました。(先生、本当にありがとうございました!) ただこれはあくまでも例外的な対応ですので、時間に余裕を持って証明書を申し込むようにしましょう。
医院によっては原稿を持参した方が早く対応してくれることもあるかと思いますので、以下に私が持参した証明書の原稿の抜粋を掲載しておきます。
CERTIFICATE OF IMMUNIZATIONS (予防接種証明書 - 表題)
Date of issue:
Name:
Sex:
Date of Birth:
Address: (必要ないかもしれませんが)
Passport number:
This is to certify that the person listed above has received the following vaccinations:
(上記の者は下に記す予防接種を受けたことを証明する。)
(下記の項目を表にし、接種日を母子手帳を見ながら記入していきました。発疹など副反応が出た方は"Remarks"などとして記載をお願いしておいた方が良いように思います。)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) primary 1st/2nd/3rd
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第1期、第1回/2回/3回)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) secondary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第2期)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) tertiary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第3期)
Oral polio vaccine / Inactivated polio vaccine
(経口ポリオ生ワクチン/不活化ポリオワクチン - 我が家は上の子は経口生ワクチン、下の子は不活化ワクチンでした。最近は上記の三種混合と不活化ポリオワクチンがセットになった四種混合ワクチンになっているようです。母子手帳を確認してください。)
Haemophilus influenzae B
(ヒブ[インフルエンザ桿菌])
Pneumococcal (PCV7/PCV13)
(肺炎球菌ワクチン - 7価ワクチンなのか13価ワクチンなのかも記載した方がよいと思います。)
Mumps
(急性耳下腺炎 - 「おたふくかぜ」のことです。)
Measles and rubella, combined
(麻疹・風疹混合 - 北米ではmumpsも一緒になったMMRが一般的のようですね。)
Varicella zoster
(水痘・帯状疱疹 - いわゆる「みずぼうそう」です)
Hepatitis B
(B型肝炎)
Japanese encephalitis
(日本脳炎)
オンタリオ州では上記に加えて、髄膜炎菌ワクチン(meningococcal vaccine)が定期接種ワクチンに含まれています。これは日本では通常受けないワクチンですので、日本で発行してもらう証明書には記載されないのですが、現地校入学には問題ありませんでした。
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23区内や海外転勤が多い地域の医院は慣れているところが多いかもしれませんが、医院によっては英文での診断書・証明書の書式がなく、発行までに時間がかかることもあります。渡航日時が迫っている方はいつまでに必要かを明示してお願いすると良いでしょう。
私は”抜けて”いて、この証明書が必要だと気付いたのは渡航日まで2週間を切った時期でした(汗)。仕方がないので母子手帳を見ながら下記のように原稿を作成して小児科に持参したところ、その場で先生のサインとハンコをもらうことができました。(先生、本当にありがとうございました!) ただこれはあくまでも例外的な対応ですので、時間に余裕を持って証明書を申し込むようにしましょう。
医院によっては原稿を持参した方が早く対応してくれることもあるかと思いますので、以下に私が持参した証明書の原稿の抜粋を掲載しておきます。
CERTIFICATE OF IMMUNIZATIONS (予防接種証明書 - 表題)
Date of issue:
Name:
Sex:
Date of Birth:
Address: (必要ないかもしれませんが)
Passport number:
This is to certify that the person listed above has received the following vaccinations:
(上記の者は下に記す予防接種を受けたことを証明する。)
(下記の項目を表にし、接種日を母子手帳を見ながら記入していきました。発疹など副反応が出た方は"Remarks"などとして記載をお願いしておいた方が良いように思います。)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) primary 1st/2nd/3rd
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第1期、第1回/2回/3回)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) secondary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第2期)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) tertiary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第3期)
Oral polio vaccine / Inactivated polio vaccine
(経口ポリオ生ワクチン/不活化ポリオワクチン - 我が家は上の子は経口生ワクチン、下の子は不活化ワクチンでした。最近は上記の三種混合と不活化ポリオワクチンがセットになった四種混合ワクチンになっているようです。母子手帳を確認してください。)
Haemophilus influenzae B
(ヒブ[インフルエンザ桿菌])
Pneumococcal (PCV7/PCV13)
(肺炎球菌ワクチン - 7価ワクチンなのか13価ワクチンなのかも記載した方がよいと思います。)
Mumps
(急性耳下腺炎 - 「おたふくかぜ」のことです。)
Measles and rubella, combined
(麻疹・風疹混合 - 北米ではmumpsも一緒になったMMRが一般的のようですね。)
Varicella zoster
(水痘・帯状疱疹 - いわゆる「みずぼうそう」です)
Hepatitis B
(B型肝炎)
Japanese encephalitis
(日本脳炎)
オンタリオ州では上記に加えて、髄膜炎菌ワクチン(meningococcal vaccine)が定期接種ワクチンに含まれています。これは日本では通常受けないワクチンですので、日本で発行してもらう証明書には記載されないのですが、現地校入学には問題ありませんでした。
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2018年07月20日
OHIPとOHIP replacement
カナダの医療保険は基本的にはそれぞれの州(province/territory)が提供する公的保険によってまかなわれており、さらにこれでカバーされない部分を私的に(勤め先の企業を通して等)保険に加入するようになっています。オンタリオ州の場合はOHIP (the Ontario Health Insurance Plan; "Oh-hip"と発音します)と呼ばれる公的保険があり、オンタリオ州の住民は病院での診療は無料で受けることができます。ただし歯科医療や院外処方の薬(65歳以上の方を除く; また25歳未満の方は2018年1月からOHIP+で無料になりました)はカバーされません。
Work permitで入国したtemporary residentやその家族は住民となってから3ヶ月間はOHIPに加入できず、その間は民間の保険に加入する必要があります。私の職場ではAIGの提供するOHIP replacementに自動的に加入することになっていますが、留学、個人事業主等の方は医療保険について調べておいた方がよいと思います。
OHIPの申し込みはServiceOntarioで行います。どこのServiceOntarioでもいいわけではなく、Toronto downtown近くにいる方はCollege Park内(777 Bay Streetの地下)に行くしかないようです。申し込みに必要な書類は次の3つです。下記のように同一の書類(例えばdriver's licence)が二つのカテゴリーをカバーできるようにも思えますが、ServiceOntarioのサイトには"three separate documents"という記載があります。出直しになると多くの時間を浪費することになりますので、役に立ちそうな書類は一式お持ちになることをお勧めします。
1. Proof of Canadian Citizenship or OHIP-Eligible Immigration Status
つまりwork permitとお子さんはvisitor recordですね。
2. Proof of Residency in Ontario
オンタリオ州のDriver's licenceがあるとスムーズですが、持っていない方は自宅に届いた電気(Hydro)、ガス、水道などの公共料金の請求書があるとよいかと思います。
3 . Proof of Identity
パスポートである必要はなく、オンタリオ州の運転免許証やクレジットカード、学生証(student ID card)等でもよいとされています。詳しくは公式サイト(→https://www.ontario.ca/page/apply-ohip-and-get-health-card#section-3)をご覧ください。
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Work permitで入国したtemporary residentやその家族は住民となってから3ヶ月間はOHIPに加入できず、その間は民間の保険に加入する必要があります。私の職場ではAIGの提供するOHIP replacementに自動的に加入することになっていますが、留学、個人事業主等の方は医療保険について調べておいた方がよいと思います。
OHIPの申し込みはServiceOntarioで行います。どこのServiceOntarioでもいいわけではなく、Toronto downtown近くにいる方はCollege Park内(777 Bay Streetの地下)に行くしかないようです。申し込みに必要な書類は次の3つです。下記のように同一の書類(例えばdriver's licence)が二つのカテゴリーをカバーできるようにも思えますが、ServiceOntarioのサイトには"three separate documents"という記載があります。出直しになると多くの時間を浪費することになりますので、役に立ちそうな書類は一式お持ちになることをお勧めします。
1. Proof of Canadian Citizenship or OHIP-Eligible Immigration Status
つまりwork permitとお子さんはvisitor recordですね。
2. Proof of Residency in Ontario
オンタリオ州のDriver's licenceがあるとスムーズですが、持っていない方は自宅に届いた電気(Hydro)、ガス、水道などの公共料金の請求書があるとよいかと思います。
3 . Proof of Identity
パスポートである必要はなく、オンタリオ州の運転免許証やクレジットカード、学生証(student ID card)等でもよいとされています。詳しくは公式サイト(→https://www.ontario.ca/page/apply-ohip-and-get-health-card#section-3)をご覧ください。
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