小間monoや。

もう関東の桜もそろそろ咲きそろいましたかね。




よくテレビなどのメディアで
ソメイヨシノと　対比図で　菜の花が一面に映し出されて

『このコントラストの美しさをご覧下さい　』


みたいな盛りトークで紹介されている場面を見ますが



ゴメンナサイ…ワタシの美的センスがおかしいのか

どう贔屓目で見てもあの薄桃色のはかなさと

ぱかっ　と
くったくのない　菜の花の黄色が　
コントラストとして　「絶妙」　であるとは思えないのです。




菜の花は菜の花の世界で
桜は桜の世界で

…単に時期が一緒だからって　一緒くたにされてもなぁ

と思うのはきっと　ワタシだけなんでしょうね
ええ、イイんです。　昔から感性鈍いし　

(ヒクツぅ)







我が家の裏手には　大きく育った
ソメイヨシノの木が数本
小さな公園に植わっています。


遠景にして見ればまるで
住宅展示場のCMの如く美しいシーンとなるのですが


いざ　傍近くに擦り寄ってみると


手の届かない桜の遠いこと
寂しいこと



…興ざめ　といわざるを得ません


やはり桜は
手にとって
触れて
匂いを嗅いでナンボの世界なんですね


日本人のDNA　には




桜を愛でる成分が含まれているとしか思えない


いやだがしかし


ワタシなぞは　ただ夜桜を愛でることの
たちまちにして魔に魅入られる


そんな怖さを感じてしまうので
つい


アルコールにて身を清めつつ
だらだらと

桜に付き合うこと　「善し」　としてしまう
この頃なのですよ
やはり



桜の下には　『　鬼が棲む　』　
のでしょうね。