2014年06月23日
心臓マッサージとAEDについて
海へ山への旅行シーズンも すぐそこですね。
タイトルどおり 本日は ちょっと真面目に
救急医療について ご一緒に考えてみませんか
ということで
良かったらコチラ、ご参考下さい(以下引用)
最近の研究では、成人の場合、一般の人が心臓マッサージと人工呼吸の両方を行った場合の救命率よりも、心臓マッサージだけを行ったときの救命率のほうが同じかやや高いことや、心臓マッサージによって心室の細胞が元気になり、ＡＥＤが効きやすくなることなども明らかにされています。
AED は昨今 よく啓蒙が行き届いているせいか
さすがに 「なにソレ、知らない」 という人は少ないですよね
では実際に
使用法を訓練してみた、という人は いらっしゃいますか?
実は ワタシも、存在そのものは以前から知っていましたが
装置に触れたのは
わりと最近でして (2年前)
子供の小学校の講習会に参加した際に初めて 本物を見て
実際に AEDのパッドを ダミー人形に貼り付けてきました
見ると訊くとでは違うものですね
実際に倒れているヒトを目の前にしてアレが出来るかと訊かれて
「ハイッ 任せてください!」 とは 云い難いなぁ という…
とにもかくにも 逃げずに行動を起こしましょう と
講習会では 何度も ご担当のヒトが熱く訴えていたのが印象的でした
ヒトは 実際そういう場面に遭遇してパニックしたとき
まず 「かかわりたくない｣っ て思ってしまうのは
ヒトの生命が掛かることだから
下手に自分が関わったから その人の命に決定痛打を与えてしまったんじゃあ…
そんなふうに思ってしまうようです
(それはそうだ)
でも、それでも
「やらないよりは やったほうがたとえ1パーセントでも
助かる確率があるんです」 と。
さて
今回はAEDが 実際手元に届くまでの処置として
心臓マッサージ について 触れてみたいと思いまして
ワタシのそれまでの認識がガラリと変ってしまったから
つまり
「AEDが届きさえすれば 助かるのでしょう」 と
実は心臓マッサージが大切 というか
心臓マッサージこそが
現在の(昔からそうでもあったように) 救急救命のガイドラインでは何より重要視される方法であるとか。
コレに比べるならば
よく言われる人工呼吸法は
やらないよりは やったほうがよいだろうというスタンスらしいです。
心臓マッサージは
まずなによりその意義を知っておくべきことだと
心臓マッサージは心臓の動きを復活されるためのものだから
機械に任せたほうが良い と思ってるヒト (恥ずかしながらワタシそうでした)
いませんか?
(ワタシだけかもしれないがあえて問うてみる)
もちろん 心臓の拍動を復活させる、という意味合いもありますが
もう1つ、一番大事なことがあります
それは
停止中である当人の心臓の代りに
コレが最大に大切な心臓マッサージの意義です
倒れている当人の身体は まだ生きているのに
意識がなく 呼吸も止まってしまった場合 そのままほっとく、つまり
心臓が血液が滞留したままの状態になっていれば
ものの数分でヒトは死に至るのです。
心臓が停止し、心臓から血液が送り出されないと脳がまず傷害され(3〜5分後)
脳にある呼吸中枢もおかされ呼吸も止まる。
つまり
心臓マッサージは、動かない心臓に代わって全身の臓器に血液を送り込み、臓器が酸素不足で働かなくなってしまうのを防ぐ重要な救命方法であること
を 念頭に置く ＝ 即・行動
…自分を倒れた本人、と仮定して考えるとよいそうです
とにかく 「ナンでもいいから 早く、早く!! 」ってなるでしょう?
突然ヒトが倒れた、あるいは倒れているひとを見かけた場合
躊躇してるヒマがあったら 呼びかけ・呼吸の確認
そして素早く 「心臓マッサージ」 です。
AED は その間に自分以外の誰かに持ってきてもらいましょう
AEDが 当人の身体に張り付く直前まで、マッサージを続ける
もちろんAEDが ショックを与えた後も 救急車が到着するまで
マッサージを続けます。 もっと細かく言えば
救急車が到着して 救急担当に引き継ぐまでです。
…
いかがでしたか。
興味がある方(無い方もできたら) 心臓マッサージのやり方
ちょっとおさらい してみませんかということで 参考サイトを貼っておきますね。
■参考サイト→公益財団法人 日本心臓財団
これからの季節、プール開きや海開きの前後で頻繁に講習会が行われ
広く参加者を募っていたりします
「めんどくさい」 などと 思わずに
いざ ご自身がそのケースに遭遇する場合もあるのです
(実際、講習会に熱心に出かけてこられる方の中には 何人も そういった場面に遭遇したのがきっかけ、という方がおられます。)
そうそう 大事なことをもう１つ
循環器系疾患、脳血管系疾患など 全ての心肺停止が疑われるような場面の初期対応は
全て同じ まずは 意識と呼吸を確かめて
マッサージ そしてAEDです
もちろん 溺れて意識が無いという場合も
停止した循環を補佐する心肺蘇生が圧倒的に優先されるということです
よくマンガなどで見る 溺れたヒトの
お腹を押して水を吐かせる試みなどは 百害あって一利なし! なんですね
何を於いても 心肺蘇生
以上を踏まえた上で より知識を確固たるものにするために
是非１度 講習会へのご参加 を再度 オススメするものです
市や町の広報などに目を通しておくと
結構 無料講習会の案内が載っています。
もちろん問い合わせてもOK
ちなみにワタシも 近日 行きます。
2年前の記憶なんて 半分以上飛んでるし
イザというときに 『使える主婦』 でありたい (なにそれ)
そうそう
マッサージはかなり体重をかけて行うため
８歳以下の子供と大人とでは やり方が違います
(乳幼児とお年寄りの場合 簡単にあばら骨が折れてしまう場合あり)
(場合によっては成人男性でも 折れます)
※ですから 「練習させて♪」 などとくれぐれも旦那様を相手に
試してみたりしてはいけません。いけませんよ。
ワタシ、いいましたからね。 (後は自己責任でね) …ぉぃ
寂しいんでバナー 貼り付けておきます。
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