2016年08月07日
'16.7.25〜8.5 日経概況: 日銀金融政策発表後、円高進行を嫌気し弱含む
こんにちは。世間はリオオリンピックや甲子園が開幕し夏本番。株式相場においても、7月末の日米金融政策発表。企業の4〜6月期決算。日本政府による20兆円規模の経済対策。8月米国雇用統計と、重要イベント目白押しで、暑い相場が展開されていたようですが、不覚にもその間体調を崩していました。当方もある意味、熱で暑い毎日を余儀なくされていた訳ですが、ようやく回復?した模様です。明日からの相場に備えるため、リハビリも兼ねて空白の日々を振り返っておこうと思います。まず、7/28早朝に発表されたFOMCでは、大方の予想通り、政策金利は据え置かれましたが、好調な雇用情勢を背景に経済活動が緩やかに拡大しているとの認識が示されました。8/5の米国雇用統計でも、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上振れたため、年内利上げの可能性がより強まっている模様です。これを受け、NYダウは高値付近で調整を続けていましたが、8/5の雇用統計で再上昇へのキッカケを掴み始めた状況です。一方、7/29の日銀金融政策では、追加金融緩和が決定され、ETFの買い入れ額が年3.3兆円から6兆円に増額されました。金融政策決定後、材料の出尽くし感からドル安が進んだため、日経は弱含みましたが、政府による20兆円規模の経済対策への期待もあり、大きな下げには至っていない様子。むしろ、次の上昇へ向けてエネルギーを貯めているように感じられ、16000円を死守できれば再上昇しそうな状況です。最後に企業決算では、大手輸送機器メーカーの決算が出揃いました。トヨタ(7203)、ホンダ(7267)、日産(7201)等、いずれも円高により売上高は減少。トヨタは通期業績予想の下方修正も余儀なくされましたが、市場予想以上には悪化していないとして、決算発表翌日は出尽くし感から株価は上昇。ホンダ(7267)も、タカタの品質関連費用が軽減した事で、収益が大幅に改善し、再評価する流れとなりました。各社とも、業績は年初より続いた下げほど悪くなかったため、米ドルが100〜105円近辺で推移していれば、しばらくは再評価の動きが継続しそうに感じられます。明日からまた頑張ります。
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