2015年11月14日
おすすめ 高配当銘柄:旭硝子(5201)2015年12月
![配当情報_旭硝子_1512.jpg](/moneymanagementinfo/file/E9858DE5BD93E68385E5A0B1_E697ADE7A19DE5AD90_1512-thumbnail2.jpg)
旭硝子(5201)は、世界最大手のガラス製造メーカーで、建築・自動車用ガラスを中心として、液晶ディスプレイ用のガラス基板、スマホ・タブレット用のカバーガラス、ガラス技術の強みを活かした、超軽量太陽電池モジュールなども手掛けています。主力の建築・自動車用ガラスでは、建築用としては、断熱・遮熱性に優れた、Low-E 複層ガラス、商品名 サンガラス。自動車用としては、リアガラスに用いられる、世界最薄2.3mm厚の薄板強化ガラスや、光の透過率を自在に調整可能な調光ガラス、商品名 WONDERLITEなどが有名です。
配当は、6月(中間)と12月(期末)の年2回、実施しており、2015年6月は9円、2015年12月の会社予想も9円。合計18円となっています。年間配当利回りは2.47%です。株主優待はありません。2015年12月期の権利付き最終日は、12/25(金)ですので、たとえば、その日の取引き終了までに1000株保有していれば、11/13の終値728円で計算すると、728,000円の投資金で、9,000円の配当金を稼ぐ事ができます。
注目株:旭硝子の最近の株価動向をチェック!!
次に、ここ2年の株価に目を向けると、まず、2013年12月期決算では、世界経済の緩やかな回復の流れに乗り、電子関連製品の出荷が増加し、売上高は、前年比10.9%増の13,200億円となりました。しかしながら、製品価格の下落や、原燃材料の価格上昇などにより、当期純利益は、66.9%減の161.3億円で着地しています。次に、2014年12月期決算では、中国とはじめとする新興国において成長の鈍化が見られたものの、欧州では、景気持ち直しの動きも出るなど、世界経済全体としては、緩やかな回復を継続。これにより、自動車用ガラスを中心とするガラス製品の出荷が増加。売上高は、前年比2.1%増の13,483億円となりました。しかし、液晶用ガラス基板や、東欧の建築用ガラスの販売価格下落、原燃材料の価格上昇により、当期純利益は、1.4%減の159.1億円となりました。このような背景から、株価は、2014年12月頃までは、600円付近で上下していました。 | ![]() |
一方、2015年に入ってからは、売上高は伸びずも、欧州・北米における、建築用ガラス事業の構造改革の効果や、原燃材料価格の下落などにより、当期純利益は、第2、3Q頃より大幅に増加し始めました。特に、第2Q決算が発表された、7/31の翌日には、4.5%高となり、その後、8/17の年初高である843円まで値を伸ばしました。その後、チャイナショックがあり、682円まで売られ、持ち合い相場を形成している状況です。四季報には【復 調】液晶用ガラスの販価下落幅縮小。米国ガラス事業が好調に転じたうえ、原燃料価格低下が想定以上。前号より利益増額。とあります。一方、直近の証券会社による格付けでは、11/11 三菱UFJ MS証券が、Neutral継続で、目標株価を830→800円に引き下げ。11/13 CS証券もNeutral継続で、目標株価を810→760円に引き下げています。
昨年の配当権利落ち日前後の株価動向をチェック!!
最後に、昨年12月の配当権利落ち日前後の株価推移を見ると、配当権利日に向けて、日経平均より、アッパーパフォーマンスで上昇しましたが、配当落ち日には、12円の配当落ちがありました。しかし、1月下旬には、配当落ちを埋め、上昇へ転じている事が分かります。 | ![]() |
第3Q決算翌日のギャップダウンで、出来高を伴う下げがあった事や、持ち合いレンジをどちらにブレイクするか。気になる所ではありますが、上なら買い。下なら、売り一巡を待ちながら買いかな。と思っています。タイミング的には、12月メジャーSQを通過した当たりには、方向性が出ていそうではありますが。。今年は、米利上げ観測もあるので、どうですかね。
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