2015年10月04日
おすすめ 株主優待・高配当銘柄:伊藤園(2593)2015年10月
伊藤園(2593)は、日本の清涼飲料水メーカーで、緑茶を中心として、野菜、コーヒー飲料などを製造販売しています。代表的な商品としては、おーいお茶、充実野菜、TULLY'S COFFEE BARISTA'S BLEND などが有名です。近年では、国内収益基盤の強化と共に、海外事業基盤確立のための戦略的投資にも力を入れ、2015年、コーヒー事業に強みを持つ、米国 DISTANT LANDS TRADING CO.を連結子会社化しました。
配当は、10月(中間)と4月(期末)の年2回、実施しており、2015年10月の会社予想は20円、2016年4月も20円。合計40円となっています。年間配当利回りは1.61%です。株主優待は4月のみ実施され、持ち株数に応じて自社製品も貰えます。2015年10月期の権利付き最終日は、10/27(火)ですので、たとえば、その日の取引き終了までに100株保有していれば、10/2の終値2479円で計算すると、247,900円の投資金で、2,000円の配当金を稼ぐ事ができます。
伊藤園 株主優待
100株以上で、1500円相当の自社製品 | 1000株以上で、3000円相当の自社製品 |
注目株:伊藤園の最近の株価動向をチェック!!
次に、ここ2年の株価に目を向けると、まず、2014年4月期決算では、消費者の節約志向、競争激化による低価格化、大雪等の天候要因による厳しい状況などがありましたが、国内での金融緩和に伴う景気持ち直しの動きや、新商品の積極的な導入により、販売数量が増加。売上高は前年比8.4%増の4377.5億円。当期純利益も7.6%増の120.9億円となりました。一方、2015年4月期決算は、国内は消費増税に伴う駆け込み需要の反動や、個人消費低迷の長期化、競争激化による低価格化、円安に伴う原材料・燃料コストの上昇懸念などがあり、売上高は前年比1.6%減の4305.4億円。当期純利益も、39.7%減の72.9億円となりました。しかし、この9/11に発表された、2016年4月期の第1四半期決算では、個人消費に一部持ち直しの動きなども見られ、売上高が前年同期比8.0%増の1281.8億円。当期純利益も、155.0%増の23.4億円と好発進をしています。 |
四季報には、【底打ち】主力の飲料は特保関連お茶やコーヒー中心に数量回復、夏場好天も後押し。消費増税による悪影響も緩和。カフェ『タリーズ』順調。とあります。直近の証券会社による格付けでは、8/11 SMBC日興証券は3継続で、目標株価を1530→1740円に、8/31 みずほ証券もUP継続で、目標株価を2230→2350円に引き上げています。
昨年の配当権利落ち日前後の株価動向をチェック!
最後に、昨年10月の配当権利落ち日前後の株価推移を見ると、配当落ち日には、13円の配当落ちがありましたが、翌々日には配当落ちを埋め、その後は、日経平均の上昇と連動して上昇しました。今年は、米国の利上げやチャイナショック等により、株価も調整色を強めていますが、2400円水準では底堅さも出てきていますので、市場の動向を伺いながら、投資候補に挙げてみるのも面白いかもしれません。 |
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