2015年09月16日
おすすめ 高配当銘柄:新光電気工業(6967)2015年9月
![配当情報_新光電気工業_1509.jpg](/moneymanagementinfo/file/E9858DE5BD93E68385E5A0B1_E696B0E58589E99BBBE6B097E5B7A5E6A5AD_1509-thumbnail2.jpg)
新光電気工業(6967)は、富士通(6702)の連結子会社で、半導体用のリードフレームや、フリップタイプパッケージなどを、製造、販売しています。近年では、パソコン用の需要に低迷が見られるものの、スマートフォンやカーエレクトロニクス向け製品の需要増加に支えられ、着実に売上高を伸ばしています。配当は、9月(中間)と3月(期末)の年2回 実施しており、2015年9月の会社予想は10円、2016年3月は15円。合計25円となります。2013年3月期決算から20→25円に増配されました。現時点での年間配当利回りは3.33%です。株主優待はありません。2015年9月の権利付き最終日は、9/25(金)ですので、たとえば、その日の取引き終了までに100株保有していれば、9/16の終値751円で計算すると、75,100円の投資金で、少なくとも、1,000円の配当金を稼ぐ事ができます。
注目株:新光電気工業の最近の株価動向をチェック!!
ここ2年の株価に目を向けると、まず、2014年3月期決算では、国内での金融緩和に伴う景気持ち直しの動きや、米国の堅調な雇用情勢・個人消費の回復を背景に、スマートフォン、タブレット端末向け、及び、カーエレクトロニクス分野の製品需要が増加。連結売上高は前年比10.4%増の1404億円。当期純利益も223.9%増の93億円となりました。更に、2015年3月期決算でも、国内では消費増税に伴う消費意欲の後退、中国では景気減速等の逆境にさらされたものの、米国の堅調な経済環境に支えられ、スマートフォンや自動車向けリードフレームの需要が拡大、連結売上高は前年比1.7%増の1428億円となりました。一方、当期純利益は、新製品の量産設備投資に伴う減価償却により、30.8%減の64億円となりました。2016年3月期の連結売上高の会社予想は1513億円。純利益は78億円となっています。 | ![]() |
このような背景を受けて、株価も、緩やかに下値を切り上げながら上昇していました。特に、7/30に発表された2016年3月期 第1決算は、コンセンサスを大幅に上振れる着地となり、翌日には9.8%高と急伸しました。しかし、8/24のチャイナショックにて、直近の下値サポート線を下抜けてしまい、現在、700~800円レンジで、もち合い相場を形成している状況です。四季報には、【倍増以上】 柱のMPUパッケージはPC市場停滞響き数量横ばい。ただ下期に高単価の新製品が増え、若干上向く。スマホや車載用のリードフレーム続伸。半導体装置向け部品も好調。円安効果増大。営業益反転し倍増以上に。為替差益は見込まず。とありますが、直近の証券会社による格付けでは、9/1 モルガンS証券はEqualweight継続で、目標株価を1100→850円に引き下げています。
昨年の配当権利落ち日前後の株価動向をチェック!
最後に、昨年9月の配当権利落ち日前後の株価推移を見ると、配当権利確定日までは、日経平均以上のペースで上値を追いましたが、配当落ち日には、28円の配当落ちがあり、少なくとも、以後、1ヵ月は、日経平均以上のペースでの下落を余儀なくされました。 | ![]() |
今年は、米国の利上げ警戒や、チャイナショック等があり、昨年とは全く状況が異なりますが、今回の急落により、配当利回りも大幅に上昇し、ここへ来て市場も落ち着きを取り戻しつつあります。まだ、間に合う高配当銘柄だと思います。もしこの水準から下振れる事があれば、上手くカバーしたい所です。
株ブログ 関連記事
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4186554
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック