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2014年06月25日

鎧通し

売切御免



緊急速報

(2014年 7月 4日 21時 42分 追加)
追伸:本日21:00前の愛媛県ローカルニュースにて、国宝並びに重要文化財の調査結果が取り上げられました。
国宝一点と重要文化財100数点の所在が不明だということ。
その一つに、豊臣秀頼が作らせ、伊藤博文がどこぞに奉納した刀剣など、刀剣類が多いとのこと。(その写真などは保存されていない)
これも、おそらく、亡き父が怪しい骨董商からこっそり買い求めたものであり、大変珍しい短刀です。特に刀袋は桐柄で、「もしかして・・・」と思わざるを得ない一品と、私は高く評価している次第です。

ご評価のほどよろしくお願いいたします。



鎧通し(よろいどおし)

身幅が狭く重ねが極端に厚く、寸の短い刃長7寸(約21cm)前後で身幅7分(約2.1cm)前後の短刀で、組討ち時にとっさに抜き鎧の隙間を狙うためのもの。合戦では右腰に指すことから「馬手指し(めてざし)」とも呼ばれる。古来より有名なのが粟田口藤四郎吉光の名物「厚(あつし)藤四郎」(東京国立博物館蔵、国宝)で、重ねは約1.1cm。尾張徳川家伝来徳川美術館収蔵の室町期の平安城長吉の作は重ねが約1.7cm。両者とも刃長は7寸前後だが、茎が長く、4寸前後あり、柄なしでも握りやすい肉置きとなっているのが特徴である。新々刀期に入ると時代情勢を反映してか重ねの厚い短刀が再出現するが、古作の如く、全体の姿が手馴れていないが、源清麿が鍛えた左文字写しの作は同時代を代表する鎧通し造りと言われている。鎧通しは人口に膾炙されている割に、重ねの定義も様々で、重ねが3分以上ある短刀ですら遺作が少ない。時代の姿およびその刀工の一般的な作風から逸脱する傾向があるため、刀工鑑定が困難である。また、入念作であるが元来無銘の鎧通しの名品もあり基本的に一騎打ちを行う侍大将クラスの特注品だったと考えられる。




殺傷能力の極めて高そうな

鎧通しをご紹介いたします。


正直あまりお目にかかることのできない

希少な短刀だと思います。

重ねはぶ厚く、切っ先は鋭利で、まさに鎧を突き通す

戦国時代に有効な、鎧武者のとどめをさす強力な武器

殺傷能力が非常に高いことが想像されます。



鞘には唐草模様が入っているようです。


鍔やはばきは木製で、味があります。


どうか、コメントやメールで情報やご評価をお願いいたします。

momocchi1205@gmail.com

〔ヤフオクでの質問に対する回答〕
3つの質問にわかる範囲でお答えします。 @元幅約21mm、先幅約15mm、元重12mm、先重8mm A中茎の錆は落とされているようです。  (亡き父は、所有していた刀剣のほとんどの中茎の錆を落としていました。 B時代は不明ですが、鎧通しとしての機能を考えますと戦国時代である安土桃山時代でないかと想像します。


P1100886.JPGP1100887.JPGP1100889.JPGP1100891.JPGP1100870.JPGP1100871.JPGP1100872.JPGP1100873.JPGP1100874.JPGP1100875.JPGP1100876.JPGP1100877.JPGP1100878.JPGP1100879.JPGP1100880.JPGP1100882.JPGP1100884.JPGP1100885.JPG
posted by 越後守 at 09:50 | Comment(102) | TrackBack(0) | 刀剣
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