2014年09月08日
179話 領収証
よりによって・・・
お金にうるさい、というか・・・
お金に汚いと言っても過言ではない
名物の龍太郎とあずきのお婆ちゃん
でも、自分自身はお金を
ぴゃっぴゃっと使う、支離滅裂さ
説明もしずらいのだが・・・
とにかく支離滅裂なのだ
「領収証が出てきたや!」
亡き龍之介の父は、骨董品を収集するのが
趣味だった。収入のほとんどを、骨董品に
つぎこんだらしい。
それに対して、骨董品=お金と考えるお婆ちゃん
しかし骨董品=ゴミとしか思えないお婆ちゃん
支離滅裂になるのも分からなくもない。
「七福神の壺 280万円
銅製火鉢 28万円 ほれ、
こんなもんしらんまに買って
ほんとにも〜」
しかし、その領収書の近くにある七福神の箱は
空で、婆ちゃんは中身が知りたかった。
その空箱を見た龍之介は、その箱が、すぐに
壺の箱ではないことが分かった。
では、壺はどこに・・・
どうやら、龍之介がすでに持ち帰っていた
あの薩摩焼の壺がそれらしい。
「う〜ん これが・・・280万円」
龍之介もやはり、お婆ちゃんと同じで
言われないとその価値がそれまでとは
分からなかったが、それが、本当にそんな
価値があるのかいまだ疑っている。
爺ちゃんごめんね
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