競馬の話『ブランド越後守』

早朝から、投球練習をした龍之介と龍太郎

龍太郎のアップを監督した龍之介は

「しっかり太もも上げてぇ〜

　それが、何の練習か意味がわかって

　やってんのかぁ〜


　そんなことだから、この間のとうｋｖんふぁｒ・・・もうっ」

　・・・と勢いあまってかみまくる



「さて、そろそろキャッチボールはじめるぞ！」


「あれ、お父さん。おれのグローブ知らない？」



肝心のグローブを忘れてきた龍太郎

「サザエさんか」



グローブを嫁ちゃんにもってきてもらうまでの間

グランドの裏の木を観察した。


「いたいた


　おすのカブト虫　ゲット」




投球練習を終えて帰宅した二人は

早速、カブト虫にえさを与えた。


リンゴ


そのカブト虫はまる二日間リンゴを食べ続けたのだが

とくに虫かごもなく、小型の箱にリンゴを入れただけ


さすがに、二日間リンゴを食べ続けたカブト虫は

深夜に徘徊（はいかい）している



「カサカサカサ

　　ブンブンブ−ン　

　　ブルブルブルブルブ−−−−−−−ン」



寝ている龍太郎のまくらの横に着陸


深夜に目が覚めてノートＰＣをイジル龍之介の

傍ら（かたわら）に着陸


「こいつ、ヒトに慣れてるようだな。」


うるさいけど

　　　可愛いような・・・


可愛いけど

　　　うるさいみたいな・・・




ガサガサガサ


ブルブルブル　ブ−−−−−ン


ブブブブブ−−−−−−−−−−ン




「やっぱ、うるさいわ」