2014年07月29日
155話 いいっぱなし
「行ってきまぁ〜す。
あっ そうだあずき
お父さんのお昼のお弁当造っといて
じゃあ 行ってきま〜す」
夏休みに入って間もない平日
ラジオ体操で早起きするあずきに
朝早く仕事に出かける鬼嫁は・・・
いや、とても優しいよくできた嫁は
娘あずきに上のように言い放って
ささっと出て行った
「お父さんのお弁当造っといて」
と言い放たれた娘あずきは、まだ
小学校3年生である。
「あずき知らな〜い」
そりゃそうだろうと思う龍之介だが・・・
仕事出発30分前
「あっ そうだ
お父さんお昼暑いから、
おそうめんお弁当にしてあげる 」
そう言うと、ささっとお湯を沸かし、
そうめんをゆでること3〜4分
「色が変わったら出来上がりなんだよねぇ〜」
見事な出来上がりである
でも、大人の龍之介にはややボリュームが足りない
「もう一たば、ゆでてもらってもいい?」
遠慮がちに頼む龍之介
「うん わかった」
やっぱ女の子だねぇ〜
まだ、3年生なのにえらいねぇ〜
などと心の中でつぶやく龍之介
「これが彼氏のお弁当だったらなぁ〜」
>えっ まじで
龍之介はその日は残業で遅くなり・・・
お腹はぺこぺこ
「そうめん お腹すくの はやっ」
次から、そうめんのお弁当はなしだと思う龍之介であった
今日もご苦労様
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