競馬の話『ブランド越後守』

「龍太郎のすべらない話」のつづき

ピノ探し、ヘッドスライディングしたまま

後ろを振り向くと・・・



　　・・・・・走馬灯・・・・・

愛車キューブキュービック

野球の遠征ではいつも一緒

よだれの跡も、おもらしの跡も懐かしい



その最後尾の収納庫に

大好きなお父さんが買ってくれた

野球のバット

このバットで何本のヒットを放っただろう

何度も何度も振込み、来週の試合に備えて

調整はバッチリさ

このバットは今では僕と一心同体



つらかった練習も、このピノが癒してくれる

さあ、食べるぞ



ぐわしゃーーーん









龍太郎はスポーツマン

礼儀・礼節を重んじるのだが・・・

プチ

車から飛び出した小学6年生の龍太郎は

追突してきたタクシーの運転手につめより

こう叫んだ・・・


「　てめぇ〜　　

　
　　　　　　　　　　　　　　　　でてこいやー

　　

　　　　お　れ　の・・・



　　　　　　　お　れ　の

　　　　　　

　　　　　ピ　　　ノ　



　
　どうしてくれるんじゃぁー　


ボケーッ　ホゲーッ」　　






　　＞えっピノなの？





PS:慌てて降りてきた、タクシーの運転手は


　　もじゃもじゃの髪の毛をした頭を


　　深々と下げたたあと


　　上げた頭に、髪の毛は無かった





　　「ズラとれてますよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　(#^.^#)