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トランプ次期大統領は11月21日にTPP離脱を明言しました。NY株式市場は続伸し、為替のドル高円安基調が続いています。現実路線と選挙中に掲げた強硬路線のすみわけをしっかりし始めた感があります。11月25日から始まる米クリスマス商戦への期待、12月12日から12月13日に行われるFOMCにより1年ぶりに利上げが確実視されるなか、2005年ブッシュ政権時に1年だけ時限立法で行われた本国投資法の復活の可能性もあり、さらなるドル高の可能性が高いように思えます。また、日本銀行が9月に決めた長短金利コントロール政策が、ここにきて円安要因の一つに拍車をかけているようにも思います。
アメリカ第一主義を唱えるトランプ次期大統領に11月17日に会談した安倍総理は「信頼関係を構築できうる人間である」とコメントしていましたが、会談後の2ショットでにこやかなトランプ氏に対し若干ひきつった表情に見えた安倍総理。早くも、はしごをはずされた感が否めないように思えます。
これにより、ロシア、中国の動きも注目されます。