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2024年10月02日

カルダノのホスキンソン氏がCNBCのインタビューで「米国抜きでも世界は進む」と発言



2024年9月23日、CRYPTOGLOBEが報じた記事(Ethereum and Cardano Co-Founder: Trump the Favorite for Crypto, but the World Moves on Without the U.S.)の内容です。

タイトル:カルダノ創設者、チャールズ・ホスキンソン氏、「トランプは暗号通貨に好意的だが、米国抜きでも世界は進む」
(直訳:イーサリアムとカルダノの共同創設者、トランプは暗号通貨に好意的だが、世界は米国抜きで進む)



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シンガポールで開催されたTOKEN2049カンファレンスの際、CNBCとのインタビューで、カルダノ創設者、チャールズ・ホスキンソン氏が、ドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の暗号に対するスタンスの違いについて自身の考えを語った。インタビューを通して、ホスキンソン氏はこの2人の政治家を詳細に比較し、特に暗号通貨スペースに関する政策に焦点を当てた。

ホスキンソン氏はまず、候補者のうち、ドナルド・トランプ氏の方が暗号通貨には好意的なようだと述べた。ホスキンソン氏は、トランプ氏が分散型金融(DeFi)プロジェクトに個人的にも家族ぐるみでも関与していること、暗号関連のカンファレンスに参加していることから、トランプ氏の方がこの業界に対して前向きな姿勢を示していると説明した。これとは対照的に、カマラ・ハリス氏とその政治がらみの繋がりは、暗号通貨に対して闘争的なアプローチをとってきたゲーリー・ゲンスラー氏のような人物と連携していることを指摘した。ホスキンソン氏によれば、ハリス氏が暗号規制政策に関与している背景から、「暗号通貨の観点からは、トランプ氏の方が好意的であることは間違いない」という。

しかし、ホスキンソン氏は、誰が大統領になるかにかかわらず、暗号通貨を受け入れる世界的な動きはすでに始まっていると強調した。ホスキンソン氏は、「アメリカがあろうとなかろうと、世界は暗号通貨を受け入れつつある」と述べ、たとえば、シンガポール、香港、アブダビなどの地域が暗号通貨業界に対して先進的な枠組みを構築してきたと指摘した。また、暗号通貨の導入を進めている機関として、スイスのFINMA[金融市場監督当局]と英国のFCA[金融行為規制機構]を挙げた。ホスキンソン氏は、暗号技術革新の世界的競争に再び参入するのは米国にとって有利ではあるが、米国が参入しようとしまいと、世界の分散型未来は必然であると指摘した。

ホスキンソン氏は、トランプ氏の一族が暗号に手を出していることから、トランプ氏の明らかなご都合主義について質問を受けたとき、その問題については、このような行動は政治家の間ではよくあることではないかとコメントした。ホスキンソン氏は、政治家がご都合主義に走るもう一つの例として、ナンシー・ペロシ氏[民主党所属の下院議員]の取引に言及し、「どの政治家にもある程度のご都合主義はある 」と述べた。ホスキンソン氏によれば、これはアメリカの政治制度によくみられる特徴であり、人々もそんなものだと思うようになってしまったのだという。

トランプ大統領に個人的な動機はあるにせよ、ホスキンソン氏は、大統領は単独で意思決定をしているわけではないことを明言した。米国の政治制度は広範かつ連合ベースであるため、トランプ氏の立場がどうあれ、暗号関連の政策立案には多くの利害関係者が関わることになる。ホスキンソン氏は、ティム・スコット氏やシンシア・ルミス上院議員など、共和党の何人かの人物が暗号通貨をめぐる公正な規制や対話に前向きであることを指摘し、それが頼もしく感じると述べた。しかし、ホスキンソン氏は、民主党の現指導部は暗号業界との対話にあまり積極的でないと批判し、エリザベス・ウォーレン氏やジョー・バイデン氏などは、実際的な暗号規制に関する対話にあまり前向きでないことを指摘した。

それでもなお、ホスキンソン氏は、民主党内の世代間格差に希望を見出している。同氏は、ロー・カンナ氏のような若手の民主党議員は暗号規制に関する議論に積極的であり、いずれは今よりもバランスの取れた政策を打ち出すのに一役買う可能性があると説明した。最後にホスキンソン氏は、年配の政治家たちはまだ暗号に十分に乗り気ではないかもしれないが、最終的には党内で新しい声が高まるにつれて、見解がまとまっていくだろうと述べた。

トランプ氏の長期的な政治的影響力について、ホスキンソン氏は、トランプ氏は米国の政界では常軌を逸した存在だが、その影響力は一時的なものだとコメントした。ホスキンソン氏は、それよりも重要な問題とは、アメリカが権力の分布を均等化し、公正で腐敗のないシステムを採用することだと考えている。数兆ドル規模の企業に権力が集中しないようなシステムが望ましいと述べ、システムが分散化されれば、アメリカにとっても世界にとってももっと良い未来になるのではないかと述べた。


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