2011年09月24日
ロシアのプーチン首相、次期大統領選への出馬表明
2011年9月24日 22時18分
【モスクワ=原誠司】ロシアのプーチン首相(58)は24日、モスクワで開かれた最大与党「統一ロシア」の党大会で、来年3月に予定される大統領選への出馬を表明した。メドベージェフ大統領(46)が党大会の演説でプーチン首相を次期大統領に推薦し、首相がこれを受け入れた。
プーチン首相は2008年に大統領を退任後もロシアの最高権力者とみられてきた。国民の人気も高く、立候補すれば勝利はほぼ確実で、4年ぶりに大統領に復帰することになりそうだ。現在4年の大統領任期は次期から6年に延長される。
一方、プーチン首相は自身が大統領に返り咲けば、メドベージェフ大統領を首相にする考えを表明。大統領も首相を引き受ける用意があると発言し、ロシアの「双頭体制」はポストを交換して続くことが濃厚となった。
プーチン首相は次期大統領選への出馬が会場の拍手で承認されたことを受け、「私にとって極めて大きな名誉だ。皆さんの支持に感謝する」と述べた。
12月4日に行われる下院選では、プーチン首相の提案により、メドベージェフ大統領が「統一ロシア」の候補者名簿の筆頭になることも決まった。
プーチン氏は連邦保安局(FSB)長官などを経て1999年に首相に就任。エリツィン大統領の辞任に伴い同年、大統領代行を兼任し、2000年の大統領選で当選。04年に再選された。ロシア憲法が連続3選を禁止しているため、08年に首相に転身した。
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