薄口批評日記

2011/3/11・2：46の東日本大震災から2年が経ちました。

同じ東北人として感慨深いものがありました。

2年経つのに、いっこうに進んでない復興。

風化していく震災の記憶。

未だに続く原発事故の影響。

一歩ずつではあるが、復興に向けて動き出してる岩手・宮城とは対照的に、復興もできず、時が止まったままの福島。

インタビューで原発避難区域に住んでいた住民は、
「ここは原発の墓として葬ってほしい。無駄な除染に使わず、自分たちにお金を回してほしい・・・」
そのコメントにとてもやり切れない気持ちになりました。

いつ戻れるのかわからないのに、戻っても仕事もなく人口も多分増加しないところに復興は絶対ない。
原発は今さらながら恐ろしく感じます。
「原発の事を知って豊かな街に」と街の入り口に掲げてある看板がとても皮肉に見えました。

自分が被災者のためにできる事はないかもしれないけど、
この震災をこれからも忘れず、生きている今この時に感謝して、犠牲になった人達の分まで行きたいと思います。

黙祷・・・