主婦ブロガー推薦! お役立ち総合おすすめ情報まとめ

こうした行動をする人間は他にも沢山いるに違いないですが、私は「ネコから学ぶ」という姿勢でずっと生きてきました。なにか妙なのですが、あまり「人間の師に学ぶ」ということがないのです。

それは対人恐怖症の青年時代、人に会うのが怖くて、もっぱら猫としか付き合わなかった頃からの習慣のせいもあります。しかし、それだけではなくて、人間からは殆ど学ぶことがないのではないか、と思っているからなのです。

むろん、学校へ行けばそこには人間の教師がいて色々と教えてくれるのでしょうが―、私は少年期も青年期も、学校へ行くと死んだような精神状態となるタイプ。だから先生方が口を酸っぱくして何かを教えようとしても、全く受け皿がこちらになくて、だから本当のところ学問さえ全く身に付けてないのです。

ただ、孤独で自閉症のようになっていた青年期に、自分の部屋の中に同居していたネコとは何故か心通わすことができて、いつの間にか、「ネコ語」を覚えてしまい、自分としては励まされ、愛されたように思っていて―

まぁそれが本格的な「心の病」に陥ることを救ってくれたように思っているのです。それと、毎夜十二時頃、一匹の黒い外猫がどこからともなく現れて、「ニャーン」とこちらの顔を見てひと鳴きします。

その声にはやはり「頑張って！」のニュアンスを感じていました。

ピシャリと閉めた自分の部屋に父母も入ってこない。なのに黒猫は毎晩必ず訪れてきた・・。なにか幻の猫のようにも見えましたが、ある日、目覚めて待っていると、天井の羽目板がスルリと開けられて猫が入って来る姿を見て、「やはり本物だった！」と大いに感動したものでした。


少年期以来、私は宗教人の祖父から「生きとし生けるもの全て対等な仏性を持つんだ」と聞かされて育ちましたが、このような猫の在り様の中に、「貴い仏性」があることに間違いないと、当時も今も思っている次第です。

これからもネコから「生の真理」を学んでいこうと思っているところです。

だんだん人間離れ、してしまう恐れもありますけれど・・。


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