政治について（mobilerA8より）

ゼロリスクは理想かもしれない。
だが、ゼロリスクを目指した時に、問題となる事件などが決して起こらないということは通常、あらゆるケースであり得ない。
では、そうした場合にリスクを０にしようとすればどうなるか

　事件
−−−−　→ゼロリスクを目指す
　対策
ということなのだから、事件の発生確率が０でないかぎりは、対策は無限大になるのだ。
このレベルの数学が分からないのが文系の政治家の悲しいところ。
確かに、無限大の概念というのは数学では高度な概念かもしれない。
だが、このように分数で書いてみると明らかではないか。
本来、政治家はこうした状況において最適な妥協案を見出し、まさに「やむを得ない」との合理的な、あるいは妥協の産物とも言える考え方を示さなければならないのだ。
そうでなければ、政治家は要らない。
首相まで務めた小泉純一郎がこんなたわごとを言うのだからどうしようもない。

Yahoo!より、
小泉純一郎元首相「原発ゼロめざす」　12日、さいたまで講演会　「やむを得ない」との考えの方も聞いて
10/7(日) 10:31配信　埼玉新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181007-00010002-saitama-l11
記事より、
・東京電力福島第1原発の事故から7年半が経過し、政府が原発再稼働を推進する中、「原発ゼロをめざす小泉純一郎講演会」（同実行委員会主催）が12日、埼玉県さいたま市浦和区の埼玉会館大ホールで開かれる
・同実行委は「小泉元首相は『自分はだまされていた』として、原発即時ゼロを主張している。“原発はない方がいいが、やむを得ないのではないか”と考えている方にも、ぜひ聞いてほしい」と呼び掛けている