2016年07月03日
認知症・アルツハイマー予防にカレーが効果的!
…ようこそ コケティシュへ…
暑い日は妙にCOCO一のカレーが食べたくなるものです。
カレーはインドの伝統料理です。日本に入ってから独自の進化を果たし、今では日本の国民食のひとつになりました。
喜ばしいいことに、そのカレーに含まれるスパイスに認知症を予防する効果のあることが分かってきています。
これからはもっとカレーを食べて、高齢化社会の問題になっている認知症を予防していきませんか…?カレーの持つ健康効果と認知症予防におすすめのカレーのアレンジ法を紹介していきたいと思います。
日本人が愛してやまないカレーは手軽でおいしく認知症も予防
カレーはそもそも…17世紀にインドからイギリスへ伝わり、日本へは明治時代にイギリスから伝わってきました。有名なのは横須賀の海軍カレーです。ご飯にかけるだけで食べられる手軽さが一般大衆に受け入れられ、カレーは日本の国民食になっていったのです。
インドのカレーは実は…さらっとしています。日本のカレーは小麦粉でとろみをつけてじゃがいもやにんじんなどの野菜がごろごろ入った欧風のシチュー型になっているが特徴…。
共通するのは複数のスパイスが使われている点。このスパイスにはさまざまな薬効があることも知られています。
そして、薬効で近年注目されているのが「認知症を予防する効果」なのです。
データ上では…スパイスをふんだんに使ったカレーを常食するインドでは、70〜80歳代におけるアルツハイマー病の発症頻度がアメリカの1/4と低くなっていることも分かっています。
認知症は、体質や生活習慣に加え食生活が脳に酸化ストレスを与えて炎症を起こすために発症します。このことから、脳の酸化ストレスをやわらげる食生活を心がけることで、認知症を予防することが可能と考えられようになってきました。
脳の酸化ストレスをやわらげる成分にはポリフェノールが知られますが、スパイスに含まれる成分にもポリフェノールと同じ作用があるとして研究が進められるようになったのです。
カレーという名前の由来は、インドの言葉でスパイスの効いたスープ状の料理「カリ」から来ているとも言われます。
「手軽」「おいしい」「体に良い」と3拍子揃っていれば、国民に絶大な支持を得たのも納得できますね。
ターメリック=ウコンに認知症を予防する効果あり!
特に認知症の予防効果について研究が進められているのは「ターメリック」というスパイスです。ショウガの仲間で、和名では鬱金(ウコン)とも呼ばれます。ウコンと聞けばよく知っている方も多いでしょう。
黄色い色素が特徴で、カレーの色付けに欠かせない存在です。実は、たくあんの着色料にも使われているのもターメリックなんですよ。
金沢大学大学院医学系研究科神経内科の山田正仁教授により、ターメリックに含まれる「クルクミン」という成分に、認知症の原因となる「アミロイドβタンパク」の凝集を抑制したり分解したりするはたらきのあることが報告されています。
アルツハイマー型認知症は、脳細胞の死滅で起こる病気。これは、脳細胞にアミロイドβタンパクが蓄積して老人斑ができたり、異常リン酸化タウタンパクという成分が線維化したりすることが原因で起こります。
クルクミンは抗酸化作用・抗炎症作用によってアミロイドβタンパクを抑制し、クルクミンの濃度が高いほどその効果は強くなります。
さらにアルツハイマー型認知症だけでなく、「レビー小体型認知症」や脳の病気「パーキンソン病」で脳の炎症を抑制することも分かっています。
これらのことから、ターメリックを食事に取り込んでいけば認知症が予防できる、と期待されるようになりました。
ターメリックだけじゃない!ほかのスパイスにも薬効が
カレーを食べると、脳内の血流が約4%増加することも分かっています。
ターメリックの抗酸化・抗炎症作用に加え、カレーの辛さと風味を作り上げている複数のスパイスが脳の血流を増やす作用を持っているので、カレーに脳の老化を予防して認知症の発症リスクを抑制する効果が生まれるのです。
脳の血流を促進させるカレーのスパイス
カルダモンショウガ科カルダモンの種子。甘く爽やかな芳香がある。ディルシードセリ科ディルの種子。刺激的な香りを持つ。クミンシードセリ科クミンの種子。カレー風味の中心となるスパイス。コリアンダーセリ科コリアンダー(香菜)の種子。クセのない甘い芳香がある。
そのほか、甘くエキゾチックな芳香を持つことでおなじみのシナモンはカレーにもブレンドされており、脳細胞のタウ繊維形成を阻害するはたらきがあるがあるともいわれています。
スパイスはたいていのスーパーで手軽に購入することができます。薬効を得るために、さまざまなスパイスをキッチンに揃えてみるのも良いでしょう。
しかし日本人はスパイスにあまりなじみがないので、エスニック料理のような本格的なスパイス料理は苦手な人が多いかもしれません。そんな時には国民食のカレーが役に立つのです。
家庭でカレーを作る時には、市販のカレールーを使う方法が一般的ですよね。カレールーには、あらかじめ複数のスパイスがブレンドされているので、嬉しいことにいつものカレーを食べるだけでスパイスの薬効がひとまとめに得られるのです。
スパイスの効いたエスニック料理は苦手な人が多いかもしれません。その点、カレーなら家族みんなの大好物なので食卓に出しやすく、お年寄りの認知症予防にも役立ちますよね。
認知症予防になる高齢者にも安心でおいしいカレーのコツ
高齢者の認知症を予防するために提案したいのは「辛くなくて食べやすいカレー」です。辛いカレーは、食が進みにくいだけでなく胃腸に強い刺激を与えるので、かえって高齢者には逆効果です。
市販のカレールーは、万人の味覚に合うようにスパイスが調合されており、子どもからお年寄りの口に合うカレーが作れるのがメリットです。
カレールーには、色付けのためにターメリックが多く使われているのですが、さらに認知症の予防効果を高めるならば、スパイスを加えるもうひと手間がおすすめです。
中には「スパイスを入れたら辛くなるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、今回紹介するターメリックやカルダモンなどのスパイスは辛くないので、高齢者向けのカレーにも安心して使えます。
実は、カレーが辛いのはスパイスに唐辛子や胡椒が使われているためで、それ以外のスパイスは辛くないのです。
中でも辛みづけの中心はレッドペッパーという胡椒なので、レッドペッパー以外のスパイスで作れば、辛くなくて認知症にも良いカレーを作ることができます。
ちなみに辛口カレーは、甘口カレーにレッドペッパーを追加したものなので、甘口でも辛口でも認知症の予防効果は変わりません。
辛さに弱い人は、無理をしないで甘口カレーを召し上がってくださいね。
面倒な人は宅配で頼むのもいいかもしれまんな
暑い日は妙にCOCO一のカレーが食べたくなるものです。
カレーはインドの伝統料理です。日本に入ってから独自の進化を果たし、今では日本の国民食のひとつになりました。
喜ばしいいことに、そのカレーに含まれるスパイスに認知症を予防する効果のあることが分かってきています。
これからはもっとカレーを食べて、高齢化社会の問題になっている認知症を予防していきませんか…?カレーの持つ健康効果と認知症予防におすすめのカレーのアレンジ法を紹介していきたいと思います。
日本人が愛してやまないカレーは手軽でおいしく認知症も予防
カレーはそもそも…17世紀にインドからイギリスへ伝わり、日本へは明治時代にイギリスから伝わってきました。有名なのは横須賀の海軍カレーです。ご飯にかけるだけで食べられる手軽さが一般大衆に受け入れられ、カレーは日本の国民食になっていったのです。
インドのカレーは実は…さらっとしています。日本のカレーは小麦粉でとろみをつけてじゃがいもやにんじんなどの野菜がごろごろ入った欧風のシチュー型になっているが特徴…。
共通するのは複数のスパイスが使われている点。このスパイスにはさまざまな薬効があることも知られています。
そして、薬効で近年注目されているのが「認知症を予防する効果」なのです。
データ上では…スパイスをふんだんに使ったカレーを常食するインドでは、70〜80歳代におけるアルツハイマー病の発症頻度がアメリカの1/4と低くなっていることも分かっています。
認知症は、体質や生活習慣に加え食生活が脳に酸化ストレスを与えて炎症を起こすために発症します。このことから、脳の酸化ストレスをやわらげる食生活を心がけることで、認知症を予防することが可能と考えられようになってきました。
脳の酸化ストレスをやわらげる成分にはポリフェノールが知られますが、スパイスに含まれる成分にもポリフェノールと同じ作用があるとして研究が進められるようになったのです。
カレーという名前の由来は、インドの言葉でスパイスの効いたスープ状の料理「カリ」から来ているとも言われます。
「手軽」「おいしい」「体に良い」と3拍子揃っていれば、国民に絶大な支持を得たのも納得できますね。
ターメリック=ウコンに認知症を予防する効果あり!
特に認知症の予防効果について研究が進められているのは「ターメリック」というスパイスです。ショウガの仲間で、和名では鬱金(ウコン)とも呼ばれます。ウコンと聞けばよく知っている方も多いでしょう。
黄色い色素が特徴で、カレーの色付けに欠かせない存在です。実は、たくあんの着色料にも使われているのもターメリックなんですよ。
金沢大学大学院医学系研究科神経内科の山田正仁教授により、ターメリックに含まれる「クルクミン」という成分に、認知症の原因となる「アミロイドβタンパク」の凝集を抑制したり分解したりするはたらきのあることが報告されています。
アルツハイマー型認知症は、脳細胞の死滅で起こる病気。これは、脳細胞にアミロイドβタンパクが蓄積して老人斑ができたり、異常リン酸化タウタンパクという成分が線維化したりすることが原因で起こります。
クルクミンは抗酸化作用・抗炎症作用によってアミロイドβタンパクを抑制し、クルクミンの濃度が高いほどその効果は強くなります。
さらにアルツハイマー型認知症だけでなく、「レビー小体型認知症」や脳の病気「パーキンソン病」で脳の炎症を抑制することも分かっています。
これらのことから、ターメリックを食事に取り込んでいけば認知症が予防できる、と期待されるようになりました。
ターメリックだけじゃない!ほかのスパイスにも薬効が
カレーを食べると、脳内の血流が約4%増加することも分かっています。
ターメリックの抗酸化・抗炎症作用に加え、カレーの辛さと風味を作り上げている複数のスパイスが脳の血流を増やす作用を持っているので、カレーに脳の老化を予防して認知症の発症リスクを抑制する効果が生まれるのです。
脳の血流を促進させるカレーのスパイス
カルダモンショウガ科カルダモンの種子。甘く爽やかな芳香がある。ディルシードセリ科ディルの種子。刺激的な香りを持つ。クミンシードセリ科クミンの種子。カレー風味の中心となるスパイス。コリアンダーセリ科コリアンダー(香菜)の種子。クセのない甘い芳香がある。
そのほか、甘くエキゾチックな芳香を持つことでおなじみのシナモンはカレーにもブレンドされており、脳細胞のタウ繊維形成を阻害するはたらきがあるがあるともいわれています。
スパイスはたいていのスーパーで手軽に購入することができます。薬効を得るために、さまざまなスパイスをキッチンに揃えてみるのも良いでしょう。
しかし日本人はスパイスにあまりなじみがないので、エスニック料理のような本格的なスパイス料理は苦手な人が多いかもしれません。そんな時には国民食のカレーが役に立つのです。
家庭でカレーを作る時には、市販のカレールーを使う方法が一般的ですよね。カレールーには、あらかじめ複数のスパイスがブレンドされているので、嬉しいことにいつものカレーを食べるだけでスパイスの薬効がひとまとめに得られるのです。
スパイスの効いたエスニック料理は苦手な人が多いかもしれません。その点、カレーなら家族みんなの大好物なので食卓に出しやすく、お年寄りの認知症予防にも役立ちますよね。
認知症予防になる高齢者にも安心でおいしいカレーのコツ
高齢者の認知症を予防するために提案したいのは「辛くなくて食べやすいカレー」です。辛いカレーは、食が進みにくいだけでなく胃腸に強い刺激を与えるので、かえって高齢者には逆効果です。
市販のカレールーは、万人の味覚に合うようにスパイスが調合されており、子どもからお年寄りの口に合うカレーが作れるのがメリットです。
カレールーには、色付けのためにターメリックが多く使われているのですが、さらに認知症の予防効果を高めるならば、スパイスを加えるもうひと手間がおすすめです。
中には「スパイスを入れたら辛くなるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、今回紹介するターメリックやカルダモンなどのスパイスは辛くないので、高齢者向けのカレーにも安心して使えます。
実は、カレーが辛いのはスパイスに唐辛子や胡椒が使われているためで、それ以外のスパイスは辛くないのです。
中でも辛みづけの中心はレッドペッパーという胡椒なので、レッドペッパー以外のスパイスで作れば、辛くなくて認知症にも良いカレーを作ることができます。
ちなみに辛口カレーは、甘口カレーにレッドペッパーを追加したものなので、甘口でも辛口でも認知症の予防効果は変わりません。
辛さに弱い人は、無理をしないで甘口カレーを召し上がってくださいね。
面倒な人は宅配で頼むのもいいかもしれまんな
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