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2015年12月10日

映画「レッド・クリフ」での私のこだわり。

映画「レッド・クリフ」をご覧になりました?

「赤壁(レッドクリフ)」にばかり注目されていますが、この映画の時代は、昔、歴史の教科書でならった「魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)」の三国時代です

この背景こそが、この映画での、漢文も大好きな私の拘りと関係があるのです。

私の「赤壁の戦い(「レッドクリフ」)での大きな拘りとは、映画館でも、DVDやブルーレイでも、TV放送での字幕や吹き替えでも消された、蜀の国の軍師である諸葛亮孔明(映画では大好きな金城武さんが演じてました)と呉の国の提督である周瑜(金城さんとはこれで3回目の映画共演だった香港の映画俳優トニー・レオンさんが演じてました)との間で交わされた味方には内密の、決戦後の中国のあり方を見据えたプランの名前です。

天下3分の計(てんかさんぶんのけい)」と言います。


この言葉は映画ではPart2で、諸葛亮孔明が予測した通りに、普段なら起こり得ない味方には有利な逆風が深夜になって吹き始め、蜀・呉の連合軍が魏の水軍を壊滅・敗走へと追い込む時に、諸葛亮孔明が見計らったように、うちわのような扇をさっと振って言うセリフです。


この時、「周瑜殿、天下三分の計の始まりです」のような言葉を確実に言っているのです。


「魏・呉・蜀」の三国で均等を保ちながら国を治めてゆくというプランです。


ついつい映画は、悪役の魏vs蜀・呉連合軍で見せていますから、ヒーローたちの勝利で完結させるには、このプランを字幕に出したり、吹き替え版で喋らせたりしないほうがラクかもしれません。


けれど、Part2の後にも後日談があり、個人的には「レッドクリフ・外伝」(「銀河英雄伝説」のようですが…(笑))を作って欲しいくらいの物語が控えているのです

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「赤壁の戦い」のため、今は同盟を結び魏を追い落とすけれど、この後は、互いに均等を保ち国を納めましょうというプランですが、Part2の最後でその後を暗示する意味深な言葉を諸葛亮孔明が周瑜に言うのです。

「私は周瑜殿という大切な友を得ましたが、最も戦いたくない相手でもあります」。


実は、諸葛亮孔明の将来の視野には、自分たちの蜀が天下を統一するという展望があったのです。

「天下3分の計」について作品中で省いた分、最後に諸葛亮孔明を周瑜が見送る際の会話に隠れた含みを味わうこともできなくなりました。


歴史が示しているように、3国時代の均等は崩れ、混沌とした乱世を迎える事になるのです。
posted by margaret at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 金城武
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