人気アイドルグループ「AKB48」の板野友美さんの卒業セレモニーが25日、「AKB48 2013真夏のドームツアー 〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜」の東京ドーム(東京都文京区)公演最終日に行われた。本編終了後、「ともちん」コールを受けてアンコールにピンク色のドレスで涙を浮かべながら登場した板野さんは「一人になるのはメンバーと離れるのは寂しいです。でも私の夢はこの先も続いています。AKB48が教えてくれたことを胸にこれからも一歩踏み出したいと思います。8年間、応援してくれたみなさん、ありがとうございました」とあいさつし、約4万2000人のファンが見守る中、涙を流しながら高橋みなみさんら選抜メンバーと卒業曲「最後のドア」を披露した。
また、板野さんの同期で同グループを卒業した前田敦子さんと篠田麻里子さんが花束を持って駆けつけた。板野さんは「やっぱり、私は一期生だから同期の子との思い出がある。敦子がいて麻里子がいる中で卒業したかったって思っていた。こうやって駆けつけてくれてその前で卒業できて本当に幸せです」と涙を流した。
また「海外にいるから来ないと思っていた」と驚きの表情で篠田さんに話しかけた板野さんに、篠田さんは「今日行かないってうそをついたの」と話し、前田さんも「間に合ったから来ちゃいましたー」と笑顔で語った。板野さんは「8年間、いつも支えてくれたメンバー、今日も最後私のために自分たちの時間をさいてセットを作ってくれたスタッフさん、8年間も私のことを応援してくれた皆さん、ありがとうございました」と最後のあいさつをし、階段を上り姿を消した。
最終日公演は板野さんのソロデビュー曲「Dear J」からスタート。板野さんをセンターにした「フライングゲット」が披露されたほか、「Faint」「1%」など板野さんの参加曲やソロ曲が披露された。板野さんは舞台裏での着替えやメークを公開する“公開生着替え”も披露しファンを沸かせた。コンサートの後半、板野さんは高橋みなみさん、峯岸みなみさん、小嶋陽菜さんの初期メンバーとともに歌った「夕陽を見ているか?」で涙を見せる場面も。