2020年12月02日
#1
「弱すぎて使えない」と勇者PTに追放された支援魔法士魔王軍にスカウトされる〜支援魔法が強すぎただけの勇者PTに「戻ってこい」と言われてももう遅い!既に魔王軍の幹部だからお前らの敵〜
#1
今日も皆に罵られる、勇者PTに入ってから3年が経った。
最初の1年間はまだ良かった、人として扱われていたしなによりあのクソ女がまだ居なかった。
2年目になってクソ女が入ってきてから皆の様子がおかしくなっていった、クソ女に近づくなだとか、喋るなとか、俺以外の男連中はみんなあのクソ女の男気取りしだして何故か俺がクソ女に言い寄るクソ野郎に仕立て上げられだした。
そして俺は勇者に「弱すぎて使えない」と言われ始めた、俺が邪魔なんだろう、追い出したいんだろう、ヒーラーで支援系の魔法も少しは使えるクソ女が居ればそれで良いと思ってるんだろう、俺だってこんなPTさっさと出ていきたい、だが仮にも勇者PTだ自分から出ていくにはそれなりの覚悟が必要だ。
そんな時一人の魔族が俺に声をかけてきた、勇者PTとは別行動していた俺が一人で酒を飲んでいると隣に奴が座ってきて俺にこう言ったんだ「勇者PTを辞めてうちに来ませんか?」と、最初はただのPT勧誘だと思って良い機会だからと詳しく話を聞いてみるとどうやら魔王軍からの勧誘だった。
俺は悩んだが勇者PTに居ても追い出されるか殺されるかのどちらかだろうと思い勧誘に乗った、そこからは順風満帆だった、俺の支援魔法が軍との相性が良かったこともある、普通の支援魔法は単体にしか掛けられずPT全体に支援魔法を掛けるにも時間がかかる、だが俺は世界で唯一の支援魔法士だからなのかPT全員に同時に複数の支援魔法を掛けられる、それも他職の掛ける支援魔法よりも強力なもの。
そしてPT単位だけだと思っていた俺の支援魔法は軍全体にも適用可能である事が分かった、これにより魔王軍は今まで勇者PTを筆頭に押し込まれていた戦線を押し返す事に成功した、その功績が認められ俺は遂に魔王軍の幹部にまで上り詰める事が出来た。
リソース拡張自在のクラウド型レンタルサーバー
当初は魔王軍で唯一の人間である事が原因で色々な嫌がらせもされていたが、良くも悪くも実力主義な魔王軍ではそんなやつらはすぐに消えていった、誰も俺の功績を超える活躍は出来ないからだ。
こうして俺は金も地位も手に入れる事が出来たし戦線も俺が居なくても大丈夫な事も増えた事で魔王軍に入って初めての休暇を与えられた、なので久々に王国領に戻って置いてきた物やちょっとした用事を済ませているとかつて勇者PTと呼ばれていた元PTメンバー達と再会した、俺が居た頃では考えられない程に落ちぶれている奴らを見て心の底から歓喜した、昔使っていた装備は売り払ったのか今ではそこらの武器屋で売っているような安物ばかりで思わず笑いそうに成る程みすぼらしかった。
綺麗で高価な装備に身を包んだ俺を見て何を思ったのか元勇者が「戻ってこい」だとか抜かしやがる、俺は遂に笑いをこらえる事が出来なくなった、爆笑していると勘に触ったのか持っていた安物の剣で切り付けてくる、だが昔の俺とはレベルが違う。
躱すことも容易だったが俺はあえて攻撃を受けた、俺が何も抵抗しない事に気を良くしたのか何度も何度も切り付けてくる、だが今の俺には全くダメージが入らず文字通り無傷で立っているとやっと無傷である俺に気付いたのか今度は俺を口汚く罵りだした。
「何をした、卑怯者!雑魚の分際で!雑魚のお前をPTに置いてやった分の謝礼をよこせ!」
怒りを通り越して呆れてしまったよ、もはやこいつらには何の価値も無い。
「金ならやるから、さっさとどけよ元勇者PT!」
言いながら金の入った袋を投げ渡す。
「クソが!おい!行くぞ!」
金を渡すと意外にもすんなりと何処かへと消えてくれた。
王国領での用事も終わった俺は魔王国領へと帰り新勇者PTへの対策会議に出席する事になった。
ロリポップ!
Xserver Business
#1
今日も皆に罵られる、勇者PTに入ってから3年が経った。
最初の1年間はまだ良かった、人として扱われていたしなによりあのクソ女がまだ居なかった。
2年目になってクソ女が入ってきてから皆の様子がおかしくなっていった、クソ女に近づくなだとか、喋るなとか、俺以外の男連中はみんなあのクソ女の男気取りしだして何故か俺がクソ女に言い寄るクソ野郎に仕立て上げられだした。
そして俺は勇者に「弱すぎて使えない」と言われ始めた、俺が邪魔なんだろう、追い出したいんだろう、ヒーラーで支援系の魔法も少しは使えるクソ女が居ればそれで良いと思ってるんだろう、俺だってこんなPTさっさと出ていきたい、だが仮にも勇者PTだ自分から出ていくにはそれなりの覚悟が必要だ。
そんな時一人の魔族が俺に声をかけてきた、勇者PTとは別行動していた俺が一人で酒を飲んでいると隣に奴が座ってきて俺にこう言ったんだ「勇者PTを辞めてうちに来ませんか?」と、最初はただのPT勧誘だと思って良い機会だからと詳しく話を聞いてみるとどうやら魔王軍からの勧誘だった。
俺は悩んだが勇者PTに居ても追い出されるか殺されるかのどちらかだろうと思い勧誘に乗った、そこからは順風満帆だった、俺の支援魔法が軍との相性が良かったこともある、普通の支援魔法は単体にしか掛けられずPT全体に支援魔法を掛けるにも時間がかかる、だが俺は世界で唯一の支援魔法士だからなのかPT全員に同時に複数の支援魔法を掛けられる、それも他職の掛ける支援魔法よりも強力なもの。
そしてPT単位だけだと思っていた俺の支援魔法は軍全体にも適用可能である事が分かった、これにより魔王軍は今まで勇者PTを筆頭に押し込まれていた戦線を押し返す事に成功した、その功績が認められ俺は遂に魔王軍の幹部にまで上り詰める事が出来た。
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当初は魔王軍で唯一の人間である事が原因で色々な嫌がらせもされていたが、良くも悪くも実力主義な魔王軍ではそんなやつらはすぐに消えていった、誰も俺の功績を超える活躍は出来ないからだ。
こうして俺は金も地位も手に入れる事が出来たし戦線も俺が居なくても大丈夫な事も増えた事で魔王軍に入って初めての休暇を与えられた、なので久々に王国領に戻って置いてきた物やちょっとした用事を済ませているとかつて勇者PTと呼ばれていた元PTメンバー達と再会した、俺が居た頃では考えられない程に落ちぶれている奴らを見て心の底から歓喜した、昔使っていた装備は売り払ったのか今ではそこらの武器屋で売っているような安物ばかりで思わず笑いそうに成る程みすぼらしかった。
綺麗で高価な装備に身を包んだ俺を見て何を思ったのか元勇者が「戻ってこい」だとか抜かしやがる、俺は遂に笑いをこらえる事が出来なくなった、爆笑していると勘に触ったのか持っていた安物の剣で切り付けてくる、だが昔の俺とはレベルが違う。
躱すことも容易だったが俺はあえて攻撃を受けた、俺が何も抵抗しない事に気を良くしたのか何度も何度も切り付けてくる、だが今の俺には全くダメージが入らず文字通り無傷で立っているとやっと無傷である俺に気付いたのか今度は俺を口汚く罵りだした。
「何をした、卑怯者!雑魚の分際で!雑魚のお前をPTに置いてやった分の謝礼をよこせ!」
怒りを通り越して呆れてしまったよ、もはやこいつらには何の価値も無い。
「金ならやるから、さっさとどけよ元勇者PT!」
言いながら金の入った袋を投げ渡す。
「クソが!おい!行くぞ!」
金を渡すと意外にもすんなりと何処かへと消えてくれた。
王国領での用事も終わった俺は魔王国領へと帰り新勇者PTへの対策会議に出席する事になった。
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