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2015年12月22日
真理を求める 大般涅槃経
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大般涅槃経
高貴徳王菩薩品
世尊はさらに語をつづけ給うて
聖者が
実相を知るとは
常無常 楽無楽 我無我 浄無浄 善不善 涅槃非涅槃と
常に相に即応して
その実態を知ることである
善男子よ
虚空を知るとは
聖者が大般涅槃の微妙典を
修して思惟
言語を離れた世界を
知ることを云うのである
空を無法と名付け
無法を空と云うのは
世間に物なきを
空と云う如きものであって
涅槃の体も
万有は
執すべきものではないと
執着の存在を否定した
境涯を指すのであり
諸仏の煩悩を断じた世界が
そのまま涅槃であり
涅槃は即ち常楽我浄である
しかし涅槃の楽は
世間的な享楽を云うのではなく
煩悩の苦を離れたところに
与えられる上妙の楽であり
如来の実相楽で
これを
三楽と云うである
即ち
一つには受楽 二つには寂滅楽 三つには覚知楽
であると宣うた
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