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バビロン(オリ小説)

バビロン(@)
      クダン
      
風が吹くたびに僕たちは飛ぶ。

そんなに強い風、なんかじゃない。それこそかぶっていた麦わら帽子が飛ばされる程度。

だけど、僕たちは神さまが決めたかのように当たり前に飛ばされるし、着地する時は必ずふわっと地面に羽のように優しく落ちる。

落ちた場所は、寒かったり暑かったり、水が沢山あったりなかったり、高かったり低かったりしたけれど、たいていのことは前もって準備しておけば平気だったので、僕たちは飛ばされることを当たり前のこととして受け入れていた。

僕は寒くて海が近くに見える場所に飛ばされた。そこには他に三十人ほどの人が飛ばされていて、いつものように集まって集落を作り、それぞれ気が合った人と家を造っていた。今回の土地では十人くらいに分かれての木作りの家が多いようだ。木作りは手間はかかるけれど、丈夫だし、風にも海水にも強いからたいていの人は組み立て方を知っている。
  
僕が入ったのはやっと大人の手にかからなくても生きていけるようになった子から体力が有り余ってしょうがないといった様子の同い年くらいの人が多いグループだった。少なくても、若くないと言えるような人はいなかった。

二日も暮らしているとそれぞれに役割ができて、みんなはそれを一所懸命にこなした。小さい子たちは近くに落ちていた貝や木の実や使えそうな枝などを取ってきて、時々僕たちに甘えたし、僕たちは海に潜って魚を獲ったり、前に居た人たちが済んでいただろう今にも崩れそうな乾燥した木の家に入って使えるものを見つくろったり、頻繁に小さい子たちの面倒をみた

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やってしまいました。クダンです。初小説です(*´ω`)
ぶっちゃけ小説って大学に入って初めて書くんです。
中高はサッカー部でした。

この「バビロン」は四つか五つに分けて掲載する予定です。

……どうでしょうか。所詮ド素人が書いた黒歴史っぽいものですが、感想などをもらえたら凄くうれしいです笑顔

こんどは三題噺とか書いてみようかなぁ。修業的に。

ではでは。

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