四十路リーマンの子連れ海外旅行記

みなさん、こんにちは。さとんです。

パソコンが壊れてからというもの、
殺風景なブログの更新が続いています。

手を抜いてるわけではありませんよ！！
不本意なんです、いやほんとに(^_^;)


パソコンが復活したら、殺風景な方々を
多少はお化粧してあげられるかなあ。

さて、ここしばらくは世界遺産について、
戯れに調べています。

世界遺産シリーズの最後として、
「消えた世界遺産」を紹介しましょう。

ま、消えたといっても、無くなったわけではなく、
ユネスコの指定が取り消されたということなので、
抹消された世界遺産とか、
削除された世界遺産、という風に
呼ばれることもあるそうです。

これまでに、消された世界遺産は二つだけ。

一つは、ドイツのドレスデンにあるエルベ渓谷。
もう一つは、オマーンにあったアラビアオリックスの保護区、です。

どちらも、世界遺産に認定後、
人為的な問題で世界遺産じゃなくなりました。

エルベ渓谷は、ドレスデンの文化的景観からなる世界遺産として認定を受けましたが、
渋滞緩和の為にエルベ川にワルトシュレスヘン橋をかけてしまった為に、
景観を損ねるという理由で、
世界遺産を抹消されてしまいました。

観光か、現地の方の生活か、
なかなか難しいところですよね。
どちらにも言い分はありそうなので、
エルベ渓谷のお話はここまでにしましょう（笑）

続いて、オマーンのアラビアオリックスの保護区の抹消についてです。

こちらはあまり同情の余地が無い
パターンです(^_^;)

1994年に世界遺産（自然遺産）として登録された同保護区ですが、
2006年に、油田をはじめとした資源開発の為、保護区の面積を十分の一程度にまで
縮小する計画をオマーン政府は発表します。

十分の一！？
てな反応は、当然ユネスコ内でも上がります。
ユネスコ側はなんとか、オマーン政府に保護区の存続を訴えますが、
オマーン政府は国益を優先して、頑として譲らず、
とうとう保護区を運営する資金も手段も
無いから、世界遺産から削除してくれ、
と言い出す始末。

そうして、史上初めて世界遺産が
抹消される事態になったんだとか。

保護されたり、放り出されたり、
人間のエゴに振り回される
アラビアオリックスが可哀想でなりませんね。

その後、保護区がどうなったのか、
それを伝える資料に出会うことはできませんでした。

ということで、以上、
「消えた（抹消された）世界遺産はいくつある？」をお届けしました。

面白半分で調べたのに、なんかしんみりした気分になってしまったのは、
オマーン政府のせいですね、きっと（笑）

ま、そんなこんなで、みなさま良い旅を！