2016年04月01日
薩摩切子の新たな愉しみ方を教えてくれる「薩摩黒切子」
薩摩を冠する自負から生まれた 五感を刺激する黒のグラス
薩摩切子の生地は透明ガラスに色ガラスを厚く被せた「色被せ(いろきせ)」という技法で作られる。
収縮の度合いが異なる2色のガラスの膨張を揃えながら吹くことは通常でも難しいが、
含有鉱物の種類が多い黒は他の色よりもさらに難易度が高く割れやすい。
一方、厚い黒のガラスに切子を施すこともまた職人泣かせ。
生地の裏側が見えないので手に伝わる感覚と微妙な音の揺れだけを頼りに繊細な模様を削るしかない。
薩摩切子の製造はガラス生地を作る吹き師と、模様を入れる切子師の分業制が多いが、
薩摩びーどろ工芸では両者が二人三脚で製造を行っている。
竿先へと伝える息吹と手に伝わる感覚で生地を作る吹き師と、
目に見えない部分に神経を研ぎ澄ませて模様を施す切子師。
お互いの卓越した手技とあうんの呼吸が業界初の商品開発を可能にした。
“もの”を語る。そんな、極上の“ものがたり”に出会う場所【藤巻百貨店】
日本のいいもの・職人こだわりの逸品を取りそろえています
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