2017年01月26日
いつ、どこであろうと人間は人間・・・ 映画『戦場のメリークリスマス』
日本公開日:1983年5月28日
1942年のジャワ島レバクセンバタで日本軍は俘虜収容所で多数の英国軍捕虜を収容していた。そんなある日の早朝、ハラ軍曹は日本語を習得している英国軍捕虜で英国陸軍中佐のロレンスを起こし、朝鮮軍属の兵士:カネモトが捕虜のオランダ兵を犯した不祥事の証人として2人がいる場所へと連れて行く。
ハラはカネモトを竹でしばくと、笑って当時の様子を再現することを命じる。そこにロレンスは止めに入り、オランダ兵を落ち着かせて彼から事情を聞く。すると、カネモトは発狂して周りにいた兵士から銃剣を奪って自分の腹に刺し、切腹しようとした。
それを見てハラはロレンスの必死な制止にもかかわらず、介錯を申し出て刀を抜いて大きく振りかぶる。その時、剣術の稽古を終えたヨノイ大尉がやって来て、この騒ぎの事情をハラから聞く。そして、後でこれらの事を自分に報告する様にハラに命じた。
その後、ヨノイ大尉は軍法会議に出席し、被告のジャック・セリアズ英軍少佐の裁判に出席する。セリアズは弁護士を付けられず、一方的に進められる裁判に疑問を感じて反抗的な態度を見せた。ヨノイ大尉もセリアズを尋問すると、正規の交戦だということで捕虜にすべきだと裁判長に申し出るのだった・・・。
日本軍と捕虜の奇妙な関係を描いた映画。この映画のメインテーマ『戦場のメリークリスマス』は悲しくもクリスマスを感じられる曲で正にこの映画を描いているということがわかります。作曲者本人の坂本龍一やビートたけし、それにあのデヴィッド・ボウイも出演している作品です。
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