2016年10月19日
正義のために私刑を下す者たち・・・ 映画『ハングリー・ラビット』
日本公開日:2012年6月16日
アメリカ・ニューオーリンズで国語の高校教師をしているウィルは、演奏家の妻ローラと結婚記念日を街のバー祝っていた。そのバーのテレビでは、ある男性が駐車場から転落死するという報道をしていた。殺害されたのはある組織について極秘に取材を受けていた男性だった。
取材当時、記者に”空腹の兎が飛ぶ“という意味について質問されると組織からの監視を恐れた男性はその場を離れ、立体駐車場から車で発進したところで何者かの車に押されてその階から車ごと転落してしまうのだった。しかし、ウィルはこの報道を特に気にせず、幸せな時間を妻と過ごす。
翌日、高校に出勤したウィルはシェイクスピアについての授業を行い、その夜にとあるクラブで友人で同僚のジミーとチェスを楽しんでいた。一方のローラは仕事を終え、音楽スタジオから出て車に乗ったところを性犯罪者に襲われてしまうのだった。
その後、クラブを出たウィルは携帯の着信でローラがこの事態に巻き込まれ、病院に搬送されたことを知る。病室に駆けつけるとそこには顔に複数の傷を負ったローラの姿があった。ウィルは取り乱して待機室の椅子に座っていると、そこに坊主頭でスーツ姿をしたサイモンという男に話しかけられた・・・。
私刑を題材にしている映画です。犯罪に巻き込まれた遺族は犯人に復讐心を持つのは当たり前だと思いますが、実際に実行する人は稀ですよね。もし、その復讐を他人がやってくれるとしたら、頼む人は結構いるんじゃないでしょうか? 考えさせられました。ウィル(ニコラス・ケイジ)は妻ローラを襲われて決断を下しますが・・・。
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