2016年10月17日
埋もれていく真実・・・映画『偽りなき者』
日本公開日:2013年3月16日
デンマークのとある村で幼稚園教師をしているルーカスは幼稚園に出勤すると複数の元気な園児から手荒な挨拶を受ける。仕事が終わり、村のスーパーで買い物を済ますとクララという勤務している幼稚園の園児を見かけ、彼女に事情を聞くと彼女は道に迷っていた。見かねたルーカスは、愛犬ファニーを連れてクララを彼女の自宅に届けることにした。
その道中、クララは親から聞いたルーカスについての話を聞いたままの口調で話し始める。さらに、彼女はファニーを気に入ったようだった。そうして、彼女を自宅に届けたルーカスはクララの父であり、幼馴染の親友であるテオとその妻アグネスからコーヒーを一杯もらう。
その後、自宅に帰ったルーカスは離婚した妻キースティンに電話をし、自身と一緒に住みたいと言っている息子マルクスを渡すように言うが、キースティンに拒否され、一方的に電話を切られてしまう。その頃、クララは自宅に遊びに来た兄の友人にタブレット端末でポルノ画像を見せられて卑猥な言葉を聞かされてしまう。
翌日、ルーカスは幼稚園に出勤する途中に夫婦げんかで外で途方に暮れているクララを見つけると、親に許可を取って彼女を幼稚園に連れて行く。そして、園内で元気な男児と戯れていたルーカスはクララに手紙を渡され、唇にキスをされてしまう。これらの行為にルーカスは彼女に優しく注意した。そのことでクララは・・・。
嘘から一人の人間が冤罪を負い、生活を狂わされるという内容を描いた映画です。悪役のイメージが強いマッツ・ミケルセンが優しい幼稚園教師を演じています。スーツを着る場面があるんですが、その場面ではレクター博士の面影が見えましたw
子供は正直と言いますが、影響されやすくて嘘をつくこともありますよね。それをウソかホントか立場や性別によっても信用される格差があることも感じましたね。人間や村社会の怖さも描かれていて、ラストも意味深。
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