2016年08月21日
勝新、最後の座頭市・・・映画『座頭市』
日本公開日:1989年2月4日
放浪の旅を続ける盲目の按摩師座頭市は、ある宿場町で牢屋に入っていた。飯の時間、飯と汁物が配られると市の周りにごろつきが集まり、市はご飯を奪われて汁物は地面にこぼされてしまうのだった。市は地面を這いずり回りながら地面の窪みに溜まったわずかな汁物をすする。
さらに、茶碗にわずかに残った米粒を食べていると鶴という男から茶碗に飯を分け与えてもらう。市は鶴に感謝しながら、飯にがっついた。その後、きつい罰を受けた市は出所し、海の傍にある知り合いの老人が住む家へと向かう。そこで老人と酒を酌み交わしながら、旅の話をする。
話が盛り上がる中、市は老人から着物と博打の種金を貰うと五右衛門一家が取り仕切る賭博場へとひと稼ぎしに向かった。その賭博場の二階では、役人の八州と親分の五右衛門が盃を交わすための会談が行われていた。その頃、市は賭博で順調に稼いでいた。
たんまり一両銭を稼いだ市は、賭博場を後にしようとすると五右衛門一家の輩から言いがかりを付けられ、袋叩きに遭ってしまうが菩薩一家の女親分おはんによって助けられる。すると、市は提灯を持たされ丁重に見送られるのだった。
この映画には、勝新太郎の息子や今は亡き、緒形拳や蟹江敬三やその他にも陣内孝則や片岡鶴太郎などが出演しています。(若い)名優ばかりなので演技に味があります。勝新太郎の流れるような太刀筋は観ていて気持ちが良いですね。座頭市シリーズは、旅の先でのいろいろな人との出会いや物語が描かれていて好きです。
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