種族を超えた愛・・・『フィフス・エレメント』: スリートップA

2016年07月23日

種族を超えた愛・・・『フィフス・エレメント』

日本公開日：1997年9月13日

舞台は2214年の地球
1914年、エジプトのとある遺跡で地球に邪悪が来ることを示す壁画が、考古学者によって発見される。それを知った神父は考古学者を口封じのため、毒殺しようとするが失敗。その時、遺跡に宇宙船が降り立つと中から全身を鎧で包まれたエイリアンが降りてくる。

彼らは神父に語りかけ、今まで仕えてきたことに感謝する。さらに、戦争が近づいているため、彼らは地球から石を回収しに来たという。「300年後に悪が戻ってくる。悪が戻る時、我らも戻る。」と言い、鍵を神父に預ける。そして、彼らは地球を去って行った。

それから300年が経ち、2214年の地球に巨大な惑星の様な未知の生物が迫っていた。人類はその生命体にミサイル攻撃を行うが、ミサイルを吸収して生命体は膨張していく。作戦本部に招かれた神父によると、最も邪悪な知性を持った、生命体だということがわかった。

その頃、ニューヨークに住むタクシー運転手のダラス（ブルース・ウィリス）は、車を車検に出しに行く。宇宙では、300年の約束を果たしに来たモンドシャワン人がやって来るが、マンガロワ人に撃ち落とされてしまう。墜落地点から生命体の一部を回収し、最新の技術で修復することに成功する。

修復された生命体は、人間よりも遺伝子情報を多く持ち、人間の女性の容姿をしたエイリアン（ミラ・ジョヴォヴィッチ）だった。彼女は、地球には無い言語を話すと研究所を脱出する。その後、警察に追い込まれた彼女はビルから身投げする。彼女は、その下を走っていたダラスの運転するタクシーの後部座席に落下するのだった・・・。

ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作です。現在から約200年後の世界が描かれています。車は空を飛び、骨から細胞の再生が可能になっている時代です。2016年現在、すでに現存しているテクノロジーも描かれています。シュールなコメディシーンもあって、面白い作品です。