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草津温泉概要

 草津温泉は、大小100あまりの源泉が点在し、毎分およそ3万7000ℓのお湯湧き出ていて、自噴泉としては日本一の規模です。
 この豊かな温泉は、高血圧症や動脈硬化症、リューマチ、皮膚病、糖尿病などをはじめ、さまざまな病に効果があるそうです。
 およそ220軒のホテル・旅館・民宿などがあり、中には湯治宿の風情を残しているものも点在しています。


草津温泉のホテル・旅館

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鹿沢(かざわ)温泉

 湯の丸山の中腹に位置する鹿沢温泉は、湯治湯として発展していきましが、大正7年の火事で温泉街は壊滅し、その後引湯管を整備して、旅館は一軒を残して現在の新鹿沢温泉の場所に移転しました。
温泉は鹿沢温泉と、新鹿沢温泉の2つに分かれ、両者は距離も離れています。この2つは区別される場合と一緒に扱われる場合があります。両者とも上信越高原国立公園の区域内に位置します。
 鹿沢温泉は標高1500mの高所にあり、日本秘湯を守る会にも属する一軒宿の紅葉館があります。
 新鹿沢温泉は標高1300mの高所にあり、鹿沢温泉からの引湯で、旅館やホテルが多数あります。
 開湯伝説は元禄年間に、鹿が傷を癒している所を発見したとされており、温泉名もこれに因んでいます。
 また、鹿沢温泉は「雪山賛歌」の発祥の地であります。当時京大山岳部の学生であった、南極越冬隊初代隊長の西堀栄三郎が、雪によって旅館に足止めをされた際に、退屈しのぎに作成したといいます。
 周辺には鹿沢スノーエリアなどのスキー場も多い。天然記念物の「レンゲツツジ群落」も近くに有ります。
 <泉質> マグネシウム・ナトリウム - 炭酸水素塩泉

浅間隠温泉郷

 浅間隠温泉郷は、長野との県境も程近い群馬県西部の、浅間山の姿を隠すという浅間隠山の北東に6km位行った麓にある、薬師・鳩の湯・温川からなる温泉郷である。一軒宿ばかりで、それぞれ車で1〜2分の距離にある。200年前に旅の僧が発見した湯治の湯で、薬師の湯は「上の湯」、鳩の湯は「下の湯」と呼ばれたそうだ。
 泉質は、ナトリウム-カルシウム-塩化物-硫酸塩泉・ナトリウム-カルシウム-炭酸水素塩-硫酸塩泉(含芒硝重炭酸土類泉)35-43℃,pH6.5-6.7で、無色(微白濁色)。湯は掛け流しで、目に効く温泉でもあるようだ。日帰り入浴は、いずれも可能である。






薬師温泉−かやぶきの郷

川中(かわなか)温泉

 川中温泉は、群馬県北部の山里に、一軒宿の「かど半旅館」があります。
温泉は川の中から湧出しており、温泉名もこれに由来します。
 和歌山県の龍神温泉、島根県湯の川温泉とともに「日本三大美人の湯」に数えられています。入浴すると湯こそぬるいですが、確かに肌がツルツルします。
そのせいか、若い女性客が多い温泉です。
 源頼朝の家臣が入湯したともいわれており、発見は鎌倉時代以前であると考えらています。
 <泉質>カルシウム硫酸塩泉

万座温泉(まんざ)

 万座温泉(まんざおんせん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村干俣(ほしまた)にある上信越高原国立公園内、標高1,800mに位置する温泉。
 中心部の外れにある「空吹き」と呼ばれる硫化水素煙の噴出口は万座温泉の名物となっている。なだらかな山の斜面に十数軒の旅館、ホテルが点在し、後背には万座温泉スキー場がある。一帯が国立公園のため、施設増改築などが思うようにできず、やや老朽化した施設が多い。長期滞在の湯治客のために、自炊のできる宿泊施設もあるが、地区内はコンビニエンスストアがなく各宿泊施設の売店しかない。また、万座温泉スキー場は映画「私をスキーに連れてって」の撮影地にもなった。

沢渡(さわたり)温泉

 沢渡温泉は、群馬県の北部山間に位置し、一度入浴すると肌がツルツルになることから「一浴玉の肌」と伝わる美人の湯。 
 湯治で草津を訪れ、その強酸性の湯に肌を痛めた湯治客が、沢渡の湯でその肌を癒したとされ”草津の治し湯・仕上げ湯”とも言われています。
 歴史に名高い、源氏木曾義仲、源頼朝も、この沢渡の出湯で疲れを癒したと伝えられています。
以後、武士のみでなく、高野長英(蘭学者)、福田宗禎(医者)、若山牧水(文学者・歌人)ら多くの文人墨客にも愛されてきました。
 しかしその最盛期、昭和20年、大火災に見舞われ温泉地はほぼ壊滅状態に。
昭和34年に復興し、今もなお当時と変わぬ、湯と豊かな自然を守り続けています。  
今も、この泉質を知る人は、遠方からわざわざこの湯に浸かりに来ると言います。
 治療に温泉を利用した沢渡温泉病院もあります。
 <泉質> カルシウム・ナトリウム一硫酸塩・塩化物温泉
 <効能> 切り傷・やけど・神経痛・リュウマチ・運動麻痺・慢性消化器病・痔・
        冷え性・糖尿病・婦人病・病後回復期・水虫 等

尻焼温泉

 川そのものが、巨大な露天風呂。河原のそこここが源泉になっている。
群馬県中之条町(旧六合村)の長笹沢川の渓谷にある尻焼温泉。
 かつては、川底に穴を掘り、座ると尻が焼けるように熱くなることから「尻焼」の名が付けられたという。痔の治療に効果があるといわれる。
 周辺には3件の温泉宿がある。


四万温泉

群馬県北部、四万川(しまがわ)上流の渓谷沿いにある、草津、伊香保温泉と並んで、上州の三名湯に数えられる四万(しま)温泉。四万の病に効くという伝説から名づけられた名湯。リューマチや創傷などによく効くと言われる。
温泉の歴史は古く、室町時代から続く旅館もある。
この旅館街は、温泉口、山口、新湯(あらゆ)、日向見(ひなたみ)の4地区に分かれており、その中心は新湯である。
泉質はカルシウム−ナトリウム、塩化物−硫酸塩泉。

四万温泉-おすすめの宿
   
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