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サムスン、マイクロソフトに昨年支払った特許料は10億ドル

韓国のサムスン電子は昨年、自社の携帯電話機に採用した米マイクロソフトの特許の年間使用料として同社に10億ドル（約1100億円）余りを支払っていた。3日に公開されたマイクロソフトの裁判資料で明らかになった。

　サムスンは米グーグルの携帯機器用基本ソフト（OS）「アンドロイド」を搭載したスマホやタブレット型端末を販売している。マイクロソフトは１つのブラウザーで複数のウィンドウを表示する技術など同社の特許の一部がアンドロイドに使用されていると説明してきた。このためサムスンやその他のスマホメーカーは、販売するアンドロイド搭載端末ごとにマイクロソフトに特許料を支払っている。

　サムスンもマイクロソフトもこれまで特許料の支払金額を開示していなかったが、サムスンがマイクロソフトに昨年秋に支払った金額が、両社の契約をめぐって係争中の訴訟の資料に記載されていた。