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2018年02月26日

性感染症尖圭コンジローマは治療できる!どうやって治すの?

■尖圭コンジローマ

◯尖圭コンジローマとはどんな病気?

尖圭コンジローマとは、菌類や微生物によって引き起こされる病気ではなく、「ウイルス」によって発症する病気です。
ウイルスは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれており、完全に治癒するのが難しい感染症と言われています。
さらにヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、自分が感染したという自覚症状がないため、発見が遅れてしまうケースも多くあるようです。

◯尖圭コンジローマの症状とは

ウイルスに感染すると、3週間から数ヶ月の期間潜伏し、皮膚に突起物や隆起物を作るようになるので、一般的にはイボができる感染症として知られています。
イボができた状態で治療を行わないと、イボの大きさは少しずつ大きくなり、さらにイボの数も時間の経過と共に増えていきます。
イボ自体は手術を行うことで取り除く事が可能ですが、ウイルスを取り除いているわけではないため、再発してしまう確率が高い性病と言われています。

男性に症状がでる場合、肛門周辺や陰茎部分にイボができるようになります。
女性も、肛門や陰部の周辺にイボができるようになり、オリモノによってイボの数が増殖してしまう可能性があります。
イボには痛みや痒みが伴う場合もありますが、基本的にはほとんど自覚症状はないと言われています。
イボの大きさは、大きい場合は指先ほどになることもありますが、基本的には2mmほどでしょう。
しかしイボ同士がくっついてしまう事もあり、その場合はイボが鶏冠(とさか)のような形になってしまう場合もあります。

◯尖圭コンジローマの感染方法

尖圭コンジローマは、性行為をした事のある女性であれば、一度は感染すると言われています。
つまりあらゆる性行為によって感染する可能性があり、オーラルセックス、アナルセックス、セックスを行ったことがあれば感染の疑いがあるという事になります。
性行為をした時に生じた摩擦によって、粘膜部分に傷が出来て、そこから感染するという事が一般的です。
オーラルセックスの場合は、咽頭感染する事もあり、悪性型ヒトパピローマウイルス(HPV)によって口腔がんになる事もあります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していても、症状が出ない方もかなり多くいるため、感染が広がりやすいと言えるでしょう。
自覚症状がなかったとしても、一度検査をしておくことも良い方法です。
性行為によって感染するものなので、検査をする時は、パートナーと一緒に検査をする方が賢明です。

尖圭コンジローマについての詳しい説明

淋菌感染症になった!すぐに治療すべき?具体的な症状とは?

■淋菌感染症

◯淋菌感染症とはどんな病気

日本人が感染する性感染症の中で、2番目に多いのが淋菌感染症と呼ばれている感染症ですが、簡単に「淋病」として表記されることもあります。
淋菌感染症は、ウイスルや細菌によって引き起こされる病気ではなく、「淋菌」によって引き起こされる病気です。
淋病は発症したとしても、適切な治療を早めに行うことができれば、完治させるのは難しい病気ではありません。
ですから早期発見と正確な治療を行うことが、完治のカギになります。
一般的に女性の症状は軽くなる傾向があり、男性の場合ははっきりとした淋病の症状が出てきます。
女性では症状がはっきり出てこない事があり、症状が重症化してしまう可能性もあります。

◯淋菌感染症の症状とはどのようなもの

淋菌感染症は、感染した方の約半数で症状が出ないという特徴があり、女性の場合はさらに症状に気づきにくい感染症です。

男性に症状が出る場合は、性器全体が腫れてしまう、尿道に痛みを感じたり痒みを感じたりするようになります。
その他には、排尿時に黄色の膿が出たり、尿が濁ったりする事もあり、さらに排尿時に痛みを感じる事も出て来るでしょう。
そのため男性は淋病になると、かなりの確率で体調の変化を感じ、早期発見につながります。

女性が淋病に感染すると、陰部が痒くなる、尿道から膿が出てくるといった症状を確認できるようになります。
さらにオリモノが増えたり、色が黄緑っぽく変化する症状も確認されています。
しかしあまり痛みを伴いような症状がないため、女性は淋病に感染したという自覚症状がないと言われています。
淋菌感染症のついての詳しい説明

クラジミア感染症ってどんな症状?完治するの?治療方法とは?

■クラジミア感染症

クラジミア感染症は、性感染症の中で日本人が一番感染している病気になります。
一番の特徴は、クラジミア感染症に感染していても、症状の自覚症状がないという事です。
仮に女性がクラジミア感染症の治療を行わないと、不妊症になってしまう可能性もあるため、早期の治療が必要になります。
クラジミアとは、細菌でもウイルスでもない、中間的な部分に位置している「微生物」であり、増殖する場所は細胞の中です。

◯クラジミア感染症の症状とは

クラジミア感染症に感染すると、次のような症状が出てくることがあります。
男性であれば、睾丸が腫れてくる、睾丸や股間に激しい痛みが生じる、尿道にかゆみを感じたり不快感があるなどの症状です。
その他には、排尿時に激痛が起きたり、ペニスから乳白色や透明の膿が出ることもあります。
女性の場合、生理でもないのに出血が生じる、生理痛が以前よりもひどくなる、性行為の時に痛みを感じるようになるなどの症状が出ます。
加えてオリモノが白っぽくなり、下腹部が普段と違うなどの違和感が出ることもあります。
女性がクラジミア感染症にかかると、腹膜炎や卵管炎、子宮内膜炎などを併発するようになり、結果として不妊症や子宮外妊娠などが起きる可能性もあります。
ですから定期的な検査をして、発見されたなら早期の治療が必要となります。

◯感染方法
クラジミア感染症の感染は、基本的にあらゆる性行為によって感染します。
粘膜を通じて感染することもあるため、オーラルセックスを行った時に、喉にクラジミアが感染してしまうこともあります。
喉にクラジミアが感染してしまうと、喉に痛みや腫れが生じ、さらに風邪と似た発熱まで起きるようになります。
とは言え、風邪と勘違いしてしまい、気づかないまま症状が進行してしまうケースが多く見られます。
結果的に、扁桃腺炎や咽頭炎まで発症してしまうケースもあり、完治までに時間がかかってしまいます。
恋人や配偶者がいれば、ほとんどの場合、一緒に感染しているケースが多いため、治療は一緒に行うようになるでしょう。
検査が可能なタイミングは、感染後3日ほどで、実際に症状が起きるまでには1週間以上の時間がかかります。
クラジミア感染症の予防のためには、コンドームの着用とオーラルセックスに注意する必要があります。
クラジミア感染症のついての詳しい説明

2018年02月25日

性感染症エイズ(HIVウィルス)の現在の治療方法!良くなるの?

■HIV感染症・エイズ

エイズ(AIDS)とは病気(疾患)の事で、HIVとは「ヒト免疫不全ウイルス」の事になります。
AIDSを正確に言うと、Acquired immune deficiency syndrome, AIDS(エイズ)の省略であり、ヒト免疫不全ウイルスによって免疫細胞が破壊されてしまう疾患の事です。
免疫細胞が破壊されるなら、免疫不全によっていずれ生命を落とすこととなります。

◯エイズの感染

エイズ感染のルートは、HIVウイルスが含まれている血液や精液や膣分泌液によって感染することになります。
血液によっても感染するものの、HIVウイルスが含まれている血液が傷口や粘膜から体内に入り込むことで感染するため、血液に触れるだけで感染するわけではありません。
主に性行為によって感染しますが、HIVウイルスは口、性器、膣、直腸や尿道といった粘膜を通じて感染していきます。
その他には、注射器の使い回しが行なわれると血液によってHIVウイルスに感染することもあります。
また母子感染も珍しくないため、エイズだからといってすぐに性行為を行ったと判断するのは性急な事です。

◯エイズ感染の症状

HIVウイルスに感染すると、インフルエンザと似た症状が出て来るようになります。
例えば、筋肉痛、身体のだるさ、発熱、のどの痛みといった症状が確認できるようになります。
しかしこうした症状が続くわけではなく、通常インフルエンザに似た症状は数週間で終わります。
ですからこうした症状を耐えてしまった方は、そのまま症状の自覚がないまま、5年から
10年ほど経過してしまう事もあります。
症状がほとんどないとは言え、確実にHIVウイルスは免疫細胞を破壊していくため、免疫力が低下し病気にかかりやすくなっていくでしょう。
免疫細胞が破壊され、免疫機能が低下してくる状態、つまりエイズが発症するまでの時間は、個人によって大きく異なっています。
人によっては1年ほどで発症する事もありますし、10年かかる方もいらっしゃいますし、15年間発症しない方までいます。
HIVウイルスによって免疫細胞が破壊され続けると、ひどい下痢や体重減少といった段階へと移行します。
健康な方であれば、注意しなくても良いような細菌やウイルスやカビなどによっても、病気になってしまう事も出てきます。
エイズ(HIVウイルス)のついての詳しい説明

性交渉によって梅毒になった!症状とは?治療できる?

■梅毒

◯梅毒とはどのような病気

室町時代や江戸時代には、梅毒にかかると死を迎えるしかないという恐ろしい病気でしたが、現在では治療できる病気です。
梅毒は、短時間で病状が進行するものではなく、長い時間をかけて少しずつ病状が進行していきます。
梅毒を引き起こしている病原体は「トレポネーマ」と呼ばれており、感染方法は性行為だけではありません。
粘膜部分や皮膚の傷があれば、こうした部分を通しても体内に進入し、血液を介して全身に広がってしまいます。
つまり感染後、口に病変部分があれば、子供や家族や恋人とキスをするだけで感染してしまうという事です。
さらに梅毒に感染しているとHIVにも感染しやすくなってしまうので、多くの医療期間では梅毒患者にHIVウイルスの検査を受けるように勧めています。

◯梅毒に感染するとどのような症状が出るのか

梅毒の怖いところは、初期症状が出た後に病状自体が治まってしまうことです。
NIID国立感染症研究所によると、梅毒の症状は5段階に分けられています。
・早期顕症梅毒 第 I 期
・早期顕症梅毒 第 II 期梅毒
・潜伏梅毒
・晩期顕症梅毒
・先天梅毒

早期顕症梅毒 第 I 期は、梅毒に感染した部位に潰瘍が確認できるようになり、痛みがないものの腫れが出てきます。
しかしこうした症状は治療を行わなくても数週間で治ってしまいます。

早期顕症梅毒 第 II 期梅毒は、体内に進入した梅毒の病原体が血液を介して全身に広がっていく期間であり、4週間から10週間目に起きます。
症状としては、全身に皮疹が起き、粘膜部分にも湿疹ができます。
加えて梅毒性の脱毛、発熱、全身の倦怠感といった症状も起きてきますので、全身に違和感が出てくるでしょう。
進行状況によっては、中枢神経や泌尿器、筋骨格からも症状が出てくることもあります。
こうした症状は、しばらく時間が経過すると完全ではないものの、かなりの程度治まってきてしまいます。

潜伏梅毒期間は、梅毒による症状がほとんど見られない状態になっています。
もちろん検査をすると梅毒の反応が出ますが、症状がないため、感染者本人が事態を申告に考えないケースも見られます。
潜伏期間は1年位の間となります。

晩期顕症梅毒は、無治療のまま数年から数十年が経過した場合に生じる状態です。
主に神経梅毒の症状が出るようになりますが、細かく説明すると、心血管梅毒、脊髄癆、心血管梅毒というものです。
先天性梅毒の子供たちの中には、晩期顕症梅毒は幼い時には顕れず、学童期に内耳性難聴や実質性角膜炎という症状が出ることがあります。
梅毒のついての詳しい説明

性感染症性器カンジダ症とはどんな病気?治療方法とは?

■性器カンジダ症

◯性器カンジダ症とは

カンジダとは、ウイルスや細菌ではなく「真菌」と呼ばれるカビの一種のことです。
人間はもともと体内にカンジダを体内、例えば腸管や膣内に持っている場合もあり、性行為によっても感染するものの、必ず性行為が原因であるというわけではありません。
体力や免疫力が正常である場合には、発症しないことも多いですが、体調を崩したことがきっかけとなり、いろいろな症状が起きることがあります。

◯性器カンジダ症の症状とは

この性感染症は、男性に症状が表れることが少ないため、基本的に女性が感染するものと言われています。
とは言え、男性に症状が表れる場合、亀頭にただれが生じたり、かゆみが生じることもあり、まれに尿道炎にまで発展することもあります。
女性に性器カンジダ症が起きると、オリモノがヨーグルト状になってしまったり、性器に炎症が起きたり、性行為の際に痛みを感じるようになります。
加えて排尿時が上手くできなくなったり、膣の痒みや外陰部にも痒みが生じるようになります。
女性に症状が表れると、膣内部と外陰部の両方に症状が同時に起きてしまうこともあり、外部にも症状が出ている場合、外陰膣カンジダ症とも呼ばれます。。

◯感染方法

カンジダ(真菌)は、皮膚や直腸、口腔内など体内の至るところに存在しています。
こうした元々存在している菌によって症状が出ることもあるため、必ず性行為によって感染したと考えないようにしましょう。
例えば、歯医者の治療をする時に、抗生物質を処方されることもありますが、抗生物質を飲んだ時にカンジダ症が起きることもあります。
そのため、性行為をした事のないような幼児でも口腔カンジダ症やカンジダ症口内炎といった症状が出ることもあります。
性器カンジダ症のついての詳しい説明

性交渉によって感染したC型肝炎の治療!方法とは?

■C型肝炎

◯C型肝炎とは

C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスによって肝機能障害を引き起こしてしまう病気の事です。
基本的には、性行為によって感染するというよりは、血液によって感染してしまうケースの方が圧倒的に多いでしょう。
あえて性行為の際に感染する危険性あるとすれば、女性が生理中に性行為をする事や、アナルセックスによって、出血がある場合に感染する可能性が高くなるでしょう。
B型肝炎との違いは、症状は似ているものの、急性肝炎が重症化する危険性がC型肝炎の方が低いところでしょう。
またC型肝炎ウイルスに感染しても、自覚症状がほとんどないという方もたくさんおられます。

◯C型肝炎の症状とは

C型肝炎に感染してから、3ヶ月ほどで症状が出てくることがあります。
このウイルスによる症状は軽度であり、多くの方が感染している事に気が付かないケースが多く見られますが、食欲不振や倦怠感などがC型肝炎の主な症状です。
気づかないまま症状が進行してしまうと、慢性化してしまい、肝硬変や肝臓がんへと移行してしまう可能性もあります。
慢性化率は80%と非常に高くなっていますので、早期の発見と適切な治療が必要でしょう。
日本の肝臓がん患者の60%は、C型肝炎から始まっているという点も見過ごすことはできません。
とはいえ、医療の進歩と共に、C型肝炎を体内から追い出すための治療が見つかっているため、病気を放っておかなければ、大きな問題にはならなくなってきています。

◯C型肝炎の感染方法

C型肝炎の感染は、主に血液を介して発生するため、性行為自体によって感染する事はまれと言えるでしょう。
性行為よりも、医療器具の使いまわしや、タトゥー器具の消毒がきちんと行われていないために感染する確率の方が高いでしょう。
性行為中の感染の場合、アナルセックスによって粘膜が傷ついてしまい血液感染する事や、女性の月経中の性行為が原因となるでしょう。
C型肝炎についての詳しい説明



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