ねこ喫茶「ケイシー」自宅部

昨夜寝ようとしたら、枕の横のシーツの角っこに、わざわざ丸飲みしたカリカリを吐いたのは誰だ。ワイ、シーツは敷布団の下に入れないタイプ。どの猫かは知らないが、何もわざわざシーツの角っこの狭い範囲に吐くことはないだろう。周りにいくらでも擦り切れたタタミがあるというのに。

昨夜0時45分頃、ミネちゃんが布団内に寝ていたのだが、イビキなのだと思うが、「フ、フ、フ・・」と同じテンポでいつまでも繰り返しているのだ。しかも、それがなぜか女の人の声だったので、気味が悪くなってきて、つい「ちょっと！やめなさいよ」と声に出してゆったのか、内心叫んだのか定かではないのだけど、その瞬間イビキはピタリと止んで、ミネちゃんは布団の外に出て行った。

その声が女の子の声だけでも怖いのに、それがあの山口百恵ちゃんみたいな声だったので、もう黙って聞いているのが耐えられなくなってしまい、つい声に出してしまったのだ。しかも、ミネちゃんが布団から出て行ったら、なぜか枕元で待っていたらしいジロタンが入れ替わるようにすぐに入ってきて、ジロタンも珍しく鼻イビキを三回ほどした。

布団内を覗き込むと、まるで可愛いリスが寝ているようだった。