2020年07月24日
ダンスについてBプロ編その1
こんばんは
石水ですよ
皆さん今日は何の日かご存知ですか?
そう今日7月24日は東京オリンピックの開会式!
のはずでしたね
今日から日本はオリンピック一色
毎日興奮の日々のはずが・・・
それを考えると本当に暗い気分になりますよね
個人的にも7月24日は大切な日です
では前回の続きです
プロになってからのダンス,エピソード1
〜競技選手として〜
私がプロとしてデビューしたのは大学4年生の年が明けた1月のスクリブナー杯でした
アマチュアA級でしたのでいきなりプロB級から出ることができました
学生時代は
関西の学生の試合ではほとんど優勝していましたし、
アマチュアの試合でもオープン戦でほとんど優勝していました
試合に出ても周りが一目置いてくれていたのか
私が通る道をみんなが空けてくれている感覚でした
周りがスローモーションに見えるくらいゆっくりとしており
余裕で踊っていられました
が、が、が、
プロの試合、それもいきなりのタイトル戦のオープン戦
はっきり言ってレベルが違いすぎでした
それはそうですよね
今までは周りが止まって見えていたのに
プロの試合では自分だけが止まっていて周りがビュンビュン動いている感じでした
私の踊る道なんてありませんでした
しかも同じフロアにいる選手から「どけっ」とか「チェッ」などど舌打ちされたり
まーまー恐怖でした(当時の話ね)
しかし当たり前ですよね
自分より技術の高い先生、自分が習っている先生や先輩が
私ごときに道を譲ってくれるはずもありませんよね
それでも最終予選までは残りましたが
久しぶりに経験する予選落ち
プロの厳しさを目の当たりにしました
当時はプロの数も今より多く勝ち上がることはとても大変でした
B級戦でも決勝に残ってもなかなか優勝はできなかったです
B級戦で優勝するのに半年くらいはかかったでしょうか
夏くらいには翌年のA級を決めましたが
学生の時のようにのびのびとは踊れなかったです
結局はプロの世界を舐めてました
その直後に母親の死・・・
その時に気づいたことは
プロの競技会で勝ち進みトップ選手になるには
メンタルが異常に強くないと無理だということです
私も一般的な人から比べると弱くはない方だとは思いますが
そんな私でもプロの勝負の世界に入るとメンタルがズタボロになりました
(普通の人なら鬱になるね)
私は学生時代、アマチュア時代に有頂天になり
メンタルを鍛える事をおろそかにしていました
当時の石水青年に今のメンタルがあればそこそこできていたかもしれませんが
当時の石水先生は病みかけ寸前でした
A級になった翌年はさらに辛かったです
妬みや嫉み、陰湿な人間による攻撃(今なら余裕で撃退できますが・・・)
まー二十歳そこそこでプロA級になんかなったら、そりゃ周りの目は厳しいよね。華やかに見えても辛い時期でした。
好きだったダンスは嫌いになり
競技会は嫌になり
他の先生とは付き合いたくなくなっていましたし
パートナーはポケーっといているマイペースないい子でしたが
悩みを言うこともできず
精神的にはきつかったです
まー社会勉強もろくにしていない若者のツケが出ていましたね
そんな中でも
習いに来てくれる生徒さんとの会話だけが唯一の心が安らぐ瞬間ではありました
でも本当のチャンピオンやトップ選手はそういう逆境を乗り越える
強いメンタルがあるんです
私にはそれがなかっただけです
そしてしばらくダンスから離れることにしました
が
結果としてそれはとても良い選択となりました
やはり心が病むくらいなら離れた方がいいんです
しばらくたってから同じ学連の後輩の橋本剛先生が日本チャンピオンになりました
彼の踊りを見た時、私があのまま続けていてもチャンピオンにはなれなかったと感じましたし
仮にトップ選手となったところで精神は病んでしまって、今の様には仕事はできていないと思いました
余談ではありますが
プロの世界は厳しいです
そしてその世界で成績を収めた人は偉そうにしていいんです
(実際みんなしていますが・・・)
ダンス界の常識は、世間の非常識
ダンス界は堅気ではつとまらない
その通りです
組織のトップや審査員はみんな厳しい世界で頑張って成績を収めたのだから
めちゃくちゃ偉そうにしていいと思います
が、が、が、
アマチュアの人は少しダンスがうまくなっても偉そうにしない方がいいですよ
だってプロとアマでは戦っている厳しさのレベルが違いますから・・・
次回は
選手ではなく、プロ講師として気づいたこと
そして現在のことについて話をします
こうご期待!!!
PS
Chacott(チャコット)さんが8月29日(土)に展示販売会をします
じつはチャコットさんは来年の2月で社交ダンス事業から撤退することを表明しています
ですので今回が最後の展示販売会となります
私は練習着、ジャケットなどはチャコットを愛用していたのでものすごく残念です
この展示会では私も爆買いする予定です
フェイスアップで女性になりました
石水ですよ
皆さん今日は何の日かご存知ですか?
そう今日7月24日は東京オリンピックの開会式!
のはずでしたね
今日から日本はオリンピック一色
毎日興奮の日々のはずが・・・
それを考えると本当に暗い気分になりますよね
個人的にも7月24日は大切な日です
では前回の続きです
プロになってからのダンス,エピソード1
〜競技選手として〜
私がプロとしてデビューしたのは大学4年生の年が明けた1月のスクリブナー杯でした
アマチュアA級でしたのでいきなりプロB級から出ることができました
学生時代は
関西の学生の試合ではほとんど優勝していましたし、
アマチュアの試合でもオープン戦でほとんど優勝していました
試合に出ても周りが一目置いてくれていたのか
私が通る道をみんなが空けてくれている感覚でした
周りがスローモーションに見えるくらいゆっくりとしており
余裕で踊っていられました
が、が、が、
プロの試合、それもいきなりのタイトル戦のオープン戦
はっきり言ってレベルが違いすぎでした
それはそうですよね
今までは周りが止まって見えていたのに
プロの試合では自分だけが止まっていて周りがビュンビュン動いている感じでした
私の踊る道なんてありませんでした
しかも同じフロアにいる選手から「どけっ」とか「チェッ」などど舌打ちされたり
まーまー恐怖でした(当時の話ね)
しかし当たり前ですよね
自分より技術の高い先生、自分が習っている先生や先輩が
私ごときに道を譲ってくれるはずもありませんよね
それでも最終予選までは残りましたが
久しぶりに経験する予選落ち
プロの厳しさを目の当たりにしました
当時はプロの数も今より多く勝ち上がることはとても大変でした
B級戦でも決勝に残ってもなかなか優勝はできなかったです
B級戦で優勝するのに半年くらいはかかったでしょうか
夏くらいには翌年のA級を決めましたが
学生の時のようにのびのびとは踊れなかったです
結局はプロの世界を舐めてました
その直後に母親の死・・・
その時に気づいたことは
プロの競技会で勝ち進みトップ選手になるには
メンタルが異常に強くないと無理だということです
私も一般的な人から比べると弱くはない方だとは思いますが
そんな私でもプロの勝負の世界に入るとメンタルがズタボロになりました
(普通の人なら鬱になるね)
私は学生時代、アマチュア時代に有頂天になり
メンタルを鍛える事をおろそかにしていました
当時の石水青年に今のメンタルがあればそこそこできていたかもしれませんが
当時の石水先生は病みかけ寸前でした
A級になった翌年はさらに辛かったです
妬みや嫉み、陰湿な人間による攻撃(今なら余裕で撃退できますが・・・)
まー二十歳そこそこでプロA級になんかなったら、そりゃ周りの目は厳しいよね。華やかに見えても辛い時期でした。
好きだったダンスは嫌いになり
競技会は嫌になり
他の先生とは付き合いたくなくなっていましたし
パートナーはポケーっといているマイペースないい子でしたが
悩みを言うこともできず
精神的にはきつかったです
まー社会勉強もろくにしていない若者のツケが出ていましたね
そんな中でも
習いに来てくれる生徒さんとの会話だけが唯一の心が安らぐ瞬間ではありました
でも本当のチャンピオンやトップ選手はそういう逆境を乗り越える
強いメンタルがあるんです
私にはそれがなかっただけです
そしてしばらくダンスから離れることにしました
が
結果としてそれはとても良い選択となりました
やはり心が病むくらいなら離れた方がいいんです
しばらくたってから同じ学連の後輩の橋本剛先生が日本チャンピオンになりました
彼の踊りを見た時、私があのまま続けていてもチャンピオンにはなれなかったと感じましたし
仮にトップ選手となったところで精神は病んでしまって、今の様には仕事はできていないと思いました
余談ではありますが
プロの世界は厳しいです
そしてその世界で成績を収めた人は偉そうにしていいんです
(実際みんなしていますが・・・)
ダンス界の常識は、世間の非常識
ダンス界は堅気ではつとまらない
その通りです
組織のトップや審査員はみんな厳しい世界で頑張って成績を収めたのだから
めちゃくちゃ偉そうにしていいと思います
が、が、が、
アマチュアの人は少しダンスがうまくなっても偉そうにしない方がいいですよ
だってプロとアマでは戦っている厳しさのレベルが違いますから・・・
次回は
選手ではなく、プロ講師として気づいたこと
そして現在のことについて話をします
こうご期待!!!
PS
Chacott(チャコット)さんが8月29日(土)に展示販売会をします
じつはチャコットさんは来年の2月で社交ダンス事業から撤退することを表明しています
ですので今回が最後の展示販売会となります
私は練習着、ジャケットなどはチャコットを愛用していたのでものすごく残念です
この展示会では私も爆買いする予定です
フェイスアップで女性になりました
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く