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2024年01月31日
#2レビー小体型認知症:症状と対処法 レビー小体型認知症と向き合う日々:ちょみおの介護コミュニティ
レビー小体型認知症は、認知症の中でも特に幻視やパーキンソン症状などが特徴的な病気です。日本では認知症の約2割がレビー小体型認知症とされています。この病気の原因や症状、対応方法について、わかりやすく説明してみましょう。
レビー小体型認知症の症状
レビー小体型認知症の症状は、個人差が大きく、日によっても時間帯によっても変化します。しかし、一般的には以下のような特徴的な症状が見られます。
・幻視:存在しないものが見えたり、聞こえたりする症状です。小動物や人影などが見えることが多く、非常に生々しいと感じることがあります。幻視は、レビー小体型認知症の初期から現れることが多く、診断の手がかりになります。
・パーキンソン症状:手足がふるえたり、動きが遅くなったり、筋肉がこわばったりする症状です。パーキンソン症候群と呼ばれる状態で、身体の機能に影響します。パーキンソン症状は、レビー小体型認知症の発症前に現れることもあります。
・レム睡眠行動障害:寝ているときに悪夢にうなされたり、暴れたりする症状です。夢を見ているときに筋肉が弛緩しないために起こります。レム睡眠行動障害は、レビー小体型認知症の発症前に現れることもあります。
・自律神経症状:立ちくらみや多汗などの体の不調が表れる症状です。自律神経は、内臓や体温などの体の機能をコントロールする神経ですが、レビー小体型認知症では乱れやすくなります。特に、便秘や尿失禁などの排泄に関する症状が多く見られます。
・認知機能や意識レベルの変動:日によって、時間帯によって調子の良い時と悪い時の波があります。穏やかで、表情がはっきりしている時と、ボーっとしている時やずっと寝ている場合などの変動があります。特に、夕方に悪化する傾向があります。
・抗精神病薬薬剤の過敏症:レビー小体型認知症では、幻視やパーキンソン症状などの治療に使用する薬剤に過敏に反応しやすいことがあります。そのため、量や種類を変更したときなどに症状が悪化することもあるでしょう。
レビー小体型認知症の対応方法
レビー小体型認知症の対応方法は、症状や進行度によって異なりますが、一般的には以下のようなことが大切です。
・医療的な対応:レビー小体型認知症では、認知機能の低下や幻視などの精神症状、パーキンソン症状の3つに対する治療が行われます。それぞれの症状を抑制する薬を使った治療が一般的ですが、薬の種類や量によっては副作用が出たり、症状が悪化したりすることもあります。そのため、定期的な受診や薬の調整が必要です。
・介護的な対応:レビー小体型認知症では、身体介護や生活支援の必要な場面が増えていきます。特に、転倒や転落の予防や、誤嚥性肺炎の予防が重要です。また、幻視や妄想などの精神症状に対しては、否定や論理的な説得はせず、気持ちに寄り添うような言葉かけをしましょう。
・予防的な対応:レビー小体型認知症の原因はまだ明らかになっていませんが、遺伝的な要因や生活習慣などが関係している可能性があります。そのため、健康的な食事や運動、睡眠、趣味などを心がけることが、レビー小体型認知症の予防にもなります。また、レム睡眠行動障害やパーキンソン症状などがある場合は、早めに医師に相談しましょう。
・社会的な対応:レビー小体型認知症は、家族や介護者にも大きな負担をかける病気です。そのため、周囲の理解や支援が必要です。レビー小体型認知症に関する正しい知識を持つことや、同じ悩みを持つ人と交流することが、孤立やストレスを軽減することにつながります。また、認知症の診断を受けたら、認知症支援専門相談員や地域包括支援センターなどに相談することで、介護サービスや福祉制度などの利用方法を教えてもらえます。
以上が、レビー小体型認知症についてのブログの内容です。このブログが参考になりましたら幸いです。もし、間違いや不足などがありましたら、ご指摘ください。また、ご質問やご感想などがありましたら、お気軽にコメントください。それでは、またお会いしましょう。
参考: 認知症の種類と特徴 | 認知症の基礎知識 | 認知症の人のための情報サイト | 認知症サポーター : レビー小体型認知症とは | 認知症の種類と特徴 | 認知症の基礎知識 | 認知症の人のための情報サイト | 認知症サポーター : レビー小体型認知症の診断 | 認知症の種類と特徴 | 認知症の基礎知識 | 認知症の人のための情報サイト | 認知症サポーター
レビー小体型認知症:症状と対処法
レビー小体型認知症は、脳内に異常なタンパク質の塊である「レビー小体」が形成されることによって発症する神経変性疾患です。この病気は、認知機能の障害だけでなく、さまざまな神経症状を引き起こすことが特徴です。
症状の特徴
1.認知機能の変動:記憶や注意力、判断力が日によって大きく変わることが特徴です。
2.幻視:小さい動物や人物を見るなどの幻視が一般的です。
3.運動機能の問題:パーキンソン病に似た症状(筋肉のこわばり、振戦)が見られることがあります。
4.睡眠障害:特に睡眠時の異常行動や悪夢が目立ちます。
5.自律神経の問題:血圧の変動、消化不良、失禁などが起こることがあります。
対応方法
1.医療的介入:神経科や精神科の専門医による診断が必要です。薬物療法により症状の緩和を図りますが、特に幻視に対しては慎重な処方が必要です。
2.生活環境の調整:安全で安心できる環境を整えることが大切です。転倒防止のための手すりの設置や、明るい照明を利用することが有効です。
3.サポート体制の整備:家族や介護者による支援が重要です。日常生活でのサポートや、医師との連携を密にすることが求められます。
4.心理的なサポート:患者さん自身の不安やストレスを軽減するためにも、心理的なケアが重要です。カウンセリングやセラピーを活用することも検討してください。
まとめ
レビー小体型認知症は、多様な症状が現れるため、個々の患者さんに合わせた細やかなケアが求められます。家族や介護者が情報を共有し、連携を取りながら、患者さん一人ひとりのニーズに応じた支援を行うことが重要です。
次回は、より詳しい内容を上げたいと思います。^^