ゲームオンチのゲーム日誌

あれは2017年。
夫が発売前に予約していたNintendoSwitchが、我が家にやってきた。

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ゲーム本体を発売前に予約する心理というものが、当時はよくわからなかった。
ゲームソフトならまだわかるのだけど、ゲーム機って別に何でもいいんじゃない？ダメなの？
なんて思っていたけれど、
きゃっきゃ遊んでいる姿と、手に入れられなかった人たちのSNSの反応を見ていて、
「なるほど、iPhoneを使うかAndroidを使うかくらいの差はあるのかも」という感想に変化。
(それでも感度の低い感想)

で、二人でも遊べるようにと私のオンチっぷりも考慮した上で夫が選んできたソフトが、マインクラフト。
マイクラなんぞ、なんでこんなドット感、小学生がハマるってどういうこと、、、
開始直後は面白さが全くつかめなかった。

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突然ゾンビが襲ってきて、せっかく手に入れたアイテムをロストしたり、
せっかく作ったものを壊されたりが本当にストレスでイライライライラ、、、
小学生がハマる？最近のキッズはどんな思考なの？
何も面白さがわからなかった。
そしてオンチの私はたいていの場合ゾンビに対抗できずに命をも失ってしまう。
面白さはどこにあるのですか。

それでも何とか共同作業で拠点のようなものを作り、
採掘採取作業を続けてアイテムが増え、動物が増え、
大量すぎるたいまつを焚きなが地下へ地下へ潜ったら
流れてきた海水やらマグマやらにやっぱり命を脅かされながら、
ローテンションでマイクラ生活を続ける日々。

そんなある日、運命を変える出会いが。

海底神殿。

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なんと夢のある世界ではないですか。
古のどなたかが築いたのであろう海底の、いやもしかしたら地上にあったのかもしれない巨大な神殿。
行ってみたい、けれど行くことができない。
そこがまたロマン。
行ってみたいが止まらない。

潜水能力を持たない私がまず最初にやったことは、大量の砂回収。
砂、砂、砂、とにかくたくさんの砂を集め、海岸からコツコツと神殿があると思しき周囲を砂で囲む。
来る日も来る日も砂、砂、砂。
海底に沈みながらも少しずつ確実に神殿の城壁を形成。
やっと全てを囲んだところからが本番。

海水を砂で埋めて、掘る。
また砂で埋めては、掘る。
埋めては掘り埋めては掘り、また埋めては掘りをひたすら繰り返す。
それだけで何十時間費やしたのか覚えていない。
ゲームオンチっぷりはこんな単純作業でも発揮されて、狙った場所へブロックを置けないがために、
たぶん慣れている方よりもずっとずっと時間がかかる。

そんなある日「楽しい？」と聞かれてハッとする。
これはハマっているという状態ではないか。
小学生の思考が理解できないと不思議だったマイクラ初期の私は、
小学生と同じヤングな精神を取り戻したんだ。

ひたすら同じことを繰り返しながら、やっと、やっとのことで、
神殿の概要だけは何となく発掘完了。
そして、次。

マイクラをやったことのある方なら次の行動の予測がつくと思うのだけど、
そう、スポンジです。