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本日の集いに於いてのご法話の中で、
なすびのお話がありました。
なすび農家の小学生に、
ある日お母さんが、
売り物にならないなすびを袋に詰め、
一袋、１００円で売っておいでと命じます。
その日から少年はなすび売りに出かけますが、
全く売る事ができません。
家に帰り、売れなかった事をお母さんに告げると、
鬼の様に叱られました。
次の日、団地の外から大声で、
誰かなすびを買わないですかと叫びました。
すると、やっとおばさんが一袋買ってくれました。
なすびが売れたことをお母さんに報告すると、
ようやくお母さんに喜んでもらうことができました。
それから、数年後、お母さんは白血病で死んでしまいました。
あのお母さんの、鬼のような命令は何だったのだろう、
と少年は思いました。
後でお父さんは言いました。
お前がなすびを売りに行っている間お母さんは、
お前の知らないところで泣いていたんだよ。
と。自分の病気のことを知って、お母さんは、
お前が一人でも生きていけるように、
生きる知恵を身につけてほしいと願い、
心を鬼にしていたんだと知り、
少年はたくましく生きていくことが出来ました。
作者のあとがきに、
どうぞ、お子さんをたくましく育ててあげてください。
心を鬼にしてでも、。
という、ご法話。
とても、感動しました。
絵本のお話しを比喩され諭させて頂きました。
親の愛情は本当に有難いものだと思いました。
どんな親でも、感情的にならなければ、
子供を思う気持ちは計り知れないなと。
これからも、学びと実践を大切に精進したいものです。