2016年11月05日
阪本良介さん〜元戦隊ヒーロー、食道がん闘病中 元ミス日本代表候補の妻はバイトかけ持ちで支える
元戦隊ヒーローで人気を博した、阪本良介さん(57)が4日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。食道がんで闘病生活を送っていることが明かされた。
1984年、25歳の時に「超電子バイオマン」の「レッドワン」役で人気を博した阪本さん。妻の東己(ひでみ)さん(53)は、ミス日本代表候補に選ばれたこともあるという元女優で、2人は舞台の共演をきっかけに交際を始め、夫50歳、妻46歳の時に結婚した。そして個人事務所を設立し、妻がマネジャーに。公私ともに夫を支えたが、1000万円の借金を抱えることになったという。。
家計を切り詰めるため、貯蓄型のがん保険を解約。しかし、皮肉にもその半年後に、阪本さんにがんが見つかった。がん判明で見舞金200万円を受け取れるはずだったが、返戻金(へんれいきん)は11万円。阪本さんの食道がんはステージ3、治療をしなければ余命1年だといわれた。
がん発覚から5カ月、阪本さんは、胃の3分の1と食道を約15センチを切除して繋げる大きな手術を受けた。妻の東己さんは、朝9時から午後6時まで、時給1200円のテレアポをこなし、病院に寄ってから次のバイト先、歌舞伎町のピアノバーへ。時給2000円で接客から洗い物までこなし、終電で神奈川県内の自宅に戻るのが夜中の1時頃。週7日休まず働き、月に30〜35万円。睡眠は2時間ほどだという。
現在は、阪本さんも退院して自宅療養中。胃の大きさは、もとの半分ほどになってしまったので、食事は少量ずつ多数回摂取しなければならない。今後も闘病生活は続く中で、阪本さんから妻への手紙を書いた。
「わがままな俺を、これまで支えてくれてありがとうございました。そしてごめんなさい。手術が成功し、集中治療室で目が覚めた時、お前は俺の手を強く握りしめて泣いていて…ごめんな、心配かけて。でもね、お前が、がんにならなくてよかった。俺でよかった。だからこれからも、元気でいて下さい」。
これには妻も思わず涙。これからもともに病魔と戦っていくことを誓った。
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