炎鵬にとって「父親のような存在」という宮城野親方(元幕内竹葉山)が、8月に定年退職を控え、師匠として最後の場所になるためだ。
入門時から師匠の言葉を道しるべに稽古に励んだ小兵は「最後に花を添えたい」と闘志を燃やす。
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「炎鵬、大丈夫か」。
16日、東京・墨田区の宮城野部屋で行われた朝稽古。
先場所に痛めた左足首に巻いたサポーターを見て間垣親方(元横綱白鵬)が声を掛けると、炎鵬は「はい」とうなずき、申し合い稽古に臨んだ。
幕下相手に14番取って全勝。
懐に素早く入ったり、投げを打ったりと業師ぶりを見せつけた。
炎鵬は左足首について「経過は順調。思ったより早く相撲が取れるようになった」と明るく語る。
幕下以下の力士には時折厳しい言葉を浴びせる宮城野親方も、炎鵬に対しては言葉を発さずに見守り、信頼の厚さをにじませた。
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宮城野親方は8月に65歳となり、定年退職するため、部屋が持てなくなる。
部屋は間垣親方が継承する見通しだ。
●「前に出ろ」原動力に
炎鵬が史上最速タイで前相撲から関取に出世を果たした原動力は、宮城野親方の言葉だった。
「前に出ろ」と厳しく言われ続け、立ち合いのスピードや果敢に攻め立てる相撲を磨いた。
師匠の言葉を愚直に守った炎鵬は「自分の番付が目に見えて上がっていくのが分かった」と振り返る。
稽古中は緊張感を漂わせ、口数少ない宮城野親方も、稽古場を離れれば「優しい父親」だという。
師匠について炎鵬は「とにかく酒が好きで飲んだら面白い」と話し、酒席では普段見られない姿が見られるのが楽しいよう。
1人で日本酒の一升瓶を余裕で空けるそうで「僕らは全然付いていけないので、早くつぶしてやろうと、どんどん飲ませてます」と笑う。
そこにいるのが当たり前だった師匠と過ごす日々も残りわずか。
名古屋場所では、師匠の花道を飾る白星をなんとしても積み重ねたい。
炎鵬は「目標は15番勝つこと。1番も負けない」と高い目標を口にした。
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