ジャズに興味があって、
演奏してみたい、歌ってみたいとは思うけれど
まず何をすればいいのか最初はさっぱりだと思います。
特に心配になるのは、
「ジャムセッションの進め方」の部分と、
「譜面」の問題かと思います。
ジャム・セッションのしきたりやマナーに関しては、
実際に「偵察」に行ってみて、
皆がどうやっているか自分の目で確かめるのが一番でしょう。
譜面に関しては、
楽器弾きとボーカリストでは少し違うので
分けて書いてみましょう。
楽器の方:
まず譜面を購入しましょう。
どんな譜面が使われているかは
こちら→譜面あれこれをご覧下さい。
曲ですが、最初はジャズブルースが良いと思います。
キーはF、B♭、Cあたりがいいでしょう。
曲名を挙げておきます。
Now's The Time(F)
Bag's Groove(F)
Tenor Madness(B♭)
C Jam Blues(C)
最近はCDを購入しなくても
YouTubeなどで聴くことができるようになりました。
曲を良く聴いて覚えたら、
とにかく飛び込んでみましょう。
何かしら活路が開けます。
ボーカルの方:
さて、ボーカリストの場合は少しやっかいです。
自分の音域にあったキーの譜面が都合よく手に入るとは限らないからです。
譜面あれこれで紹介した本のキーで大丈夫の方はいいのですが、
女性はほとんどの方が音域が合わないと思います。
で、皆さんどうしてるかというと、
自分に合ったキーの譜面を「自作して」用意しています。
市販の譜面を移調して自分用に書き直すという作業が
準備段階での一番のハードルではないでしょうか。
パソコンに詳しい方なら、
作曲&楽譜作成のフリーソフトウェア
MuseScoreがオススメです。
譜面通りに入力し、
移調すれば一発で変換してくれます。
譜面を書く、という作業は大変勉強になりますので、
手書きであれ、パソコンであれ、
挑戦してみることを個人的にはオススメします。
しかしながら、
とりあえず「セッションの進め方」から覚えてしまおう、
というのも大変有効ですので、
譜面がなくて、多少キーが違ってもやってくれそうな曲を
挙げておきましょう。
All Of Me
Fly Me To The Moon
Autumn Leaves
On The Sunny Side Street
最初はこれらの曲あたりから
練習してみるといかがでしょうか。
ただし、
他のメンバーさんも初めての方からベテランの方など様々です。
必ずしも対応できるとは限らないので、
結局自分の音域用の譜面を作り、
バックのメンバー用に4枚くらいコピーして持参すると話が早い、
ということにそのうち落ち着くのです。