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posted by fanblog

2014年02月16日

万能細胞:STAP細胞、IPS細胞、そしてES細胞のちがい

追記:2014年3月14日現在、「STAP細胞」についての論文は撤回されるそうです。したがって、「STAP細胞」の存在も白紙に!

関連記事; それで、STAP細胞は存在しないってことなの?





最近話題のSTAP細胞とIPS細胞、
すこし前まで話題の的だった、ES細胞、

三つとも「万能細胞」なんです。



万能細胞は、
さまざまな体の組織や臓器の元となる細胞のこと。

心臓や胃腸そのほか、どんな器官にもなりうる、
分化多能性を持っているので、
この細胞を作り出せるようになったことで、
再生医療をはじめ、致命的な病気を治療するための道が大きく開かれたんだね。

それでは、
同じ万能細胞のSTAP細胞、IPS細胞、そしてES細胞って
どうちがうのか?


STAP,iPS.ES細胞.png




【STAP細胞】
STAP細胞の正式名は、
刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞。
英語での頭文字をとってSTAP細胞といいます。

「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞」という名前でわかるように、
元になる細胞をてきせつな環境下で刺激して
万能細胞をつくります。


【IPS細胞】
IPS細胞は、
4つの遺伝子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)を、
レトロウイルスベクターに組み込むことで万能細胞をつくります。


【ES細胞】
ES細胞:胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう)
万能細胞で、IPS細胞の前に注目されていたのがES細胞。
でも、ES細胞には受精卵細胞を使うので生命の萌芽を滅失してしまうため、
倫理的に問題があるとされました。

iPS細胞やの研究は、ES細胞の研究と密接に関連していて、
ES細胞との比較研究が必須です。

なので、
今後もES細胞の研究は必要であるとされています。




作製方法を比べると、
STAP細胞が

・つくり方、かなり簡単
・万能細胞になる確率がかなり高い

っていう特徴があります。

マウスを使った実験では、
リンパ球を弱い弱酸性の溶液に、
ある一定期間浸すことで作成しました。
比較的簡単に作ることができるようにみえます。

しかも、
万能細胞に変化する割合がIPS細胞は1%未満であるのに対し、
STAP細胞は7%〜9%にもなります。


現時点であきらかなこのちがいは、
いまのところ万能細胞としての使いやすさや作製コストの面で、
大きな差につながる可能性をもつとされています。

しかし、使いやすさや作製コストの面だけが、
医療のこれからに貢献するとはかぎりません。


おなじ万能細胞として、
STAP細胞・IPS細胞、そしてES細胞の各研究が、

これからも、特徴を比べつつおしすすめられていくことで、
よりよい医療の未来がひらかれていくことを願いたいものです。










posted by iryou at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 再生医療
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