ちゃんの通信簿

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日本代表は、オーストラリア代表との強化試合の第２戦を行い、若手が活躍を見せて６対０で勝って２連勝とし、金メダルを目指す２年後の東京オリンピックに向けて弾みをつけました。

稲葉監督は、３日にタイムリーヒットを打ったソフトバンクの柳田悠岐選手とＤｅＮＡの筒香嘉智選手といった主力に加え、ソフトバンクの２２歳、上林誠知選手や、日本ハムの２４歳、松本剛選手といった若手の成長株を先発で起用しました。

日本は、１回ツーアウト満塁の場面で、６番の上林選手が、ピッチャーへの当たりを俊足を生かしてタイムリー内野安打として先制しました。

そして、２回には１点を加え、なおも二塁三塁のチャンスで、松本選手がライトへ外野フライを打ちましたが、タッチアップした三塁ランナーが、際どいタイミングでアウトと判定されました。
ここで稲葉監督が「リクエスト」で、リプレー検証を要求し、審判団が映像を確認した結果、判定が覆ってセーフとなり、リードを広げました。

松本選手は、このあとも起用に応えて、２本のタイムリーヒットを打ち、日本はリードを広げました。
一方投手陣では、今回最年少で選ばれた日本ハムの１９歳、堀瑞輝投手が、５回から３人目で登板して２イニングを完璧に抑える投球を見せました。

日本は、投打に若手が活躍し、オーストラリアに６対０で２戦続けて完封勝ちし、金メダルを目指す東京オリンピックに向け弾みをつけました。






稲葉篤紀監督は、「きょうは、立ち上がりから野手が点を取って援護してくれたし、投手陣も自分たちの持ち味を出してしっかり投げてくれた」と、振り返りました。また選ばれた若い選手たちが活躍を見せたことについて、「トップチームならではの緊張感があるなかで、やるべきことをしっかり自覚してやってくれているので、頼もしい」とたたえました。そして２年後の東京オリンピックについて、「オリンピックに向けた戦いが始まっていると話す中で、選手たちも意識を高く持ってやってくれているので、自分もこれからしっかりチームづくりをやっていきたい」と話していました。


２回を投げてノーヒットの好投を見せた最年少の１９歳、堀瑞輝投手は、「そんなに緊張することなく、集中して投げられた。カットボールやスライダーでカウントも取れて、まっすぐでも押せていたので、自分の投球ができたと思う」とみずからのピッチングを振り返りました。そのうえで、「１９歳で、この舞台を経験できたのはよかったし、次を目指そうという強い気持ちも出てきた。東京オリンピックはチャンスだと思うので、しっかりシーズンで結果を残してまた選ばれるように頑張っていきたい」と話していました。


２本のタイムリーと犠牲フライで３打点を挙げて勝利に貢献した２４歳の松本剛選手は、「すばらしい選手がたくさんいるなかで、試合に出させてもらい、なんとかいいプレーがしたいと思ってやっていた。打線の１人として貢献できてよかった」と振り返りました。
そのうえで、２年後の東京オリンピックについて、「またこのレベルの高いチームで野球がやりたいし、これからの自分の成長しだいでは、チャンスがあると思うので頑張っていきたい」と意気込んでいました。


３安打２打点と活躍した秋山翔吾選手は、「それぞれの選手の持ち味が出せた試合だった。しっかり勝てたことが次につながっていくと思う。東京オリンピックでは誰が選ばれても、金メダルを取りに行けると思う。自分もシーズンで結果を出して選ばれるように頑張っていきたい」と話していました。