株リズム♪ 〜初心者トレーダーの備忘録〜

テクニカル分析は、過去の市場の価格や取引量などのデータから、将来の市場の動きを予想する分析手法のことです。以下では、テクニカル分析の基礎的な手法であるチャート分析とテクニカル指標についてまとめます。

【チャート分析】

チャート分析は、価格の変動をグラフ化して視覚的に表示する手法です。代表的なものにローソク足チャートがあります。ローソク足チャートは、値上がりと値下がりの区別がしやすく、また一目で市場のトレンドを確認できるため、一般的に広く用いられています。

また、チャート分析では、サポートラインとレジスタンスラインというラインを引くこともあります。サポートラインは、価格が下がるときに下落を抑えるラインであり、レジスタンスラインは、価格が上がるときに上昇を抑えるラインです。このようなラインが価格の動きに影響を与えることがあるため、注目されることがあります。

【テクニカル指標】

テクニカル指標は、価格や取引量などのデータを計算し、規定されたルールに基づいてグラフに表示することで、市場の動向を予想する手法です。代表的なものには、移動平均線、RSI（Relative Strength Index）、MACD（Moving Average Convergence Divergence）などがあります。

移動平均線（Moving Average, MA）

一定期間の平均値を計算し、線で表したもの。短期移動平均線と長期移動平均線の乖離から相場のトレンドを判断することができる。

ボリンジャーバンド（Bollinger Bands）

移動平均線を中心に、一定の標準偏差の幅で上下にバンドを引いたもの。相場がバンドから外れた場合、反転の可能性が高いと判断されることがある。

RSI（Relative Strength Index）

過去一定期間の値動きを元に、相場の過買い・過売り状態を示す指標。RSIが70を超えると過買い、30を下回ると過売りと判断されることが多い。

MACD（Moving Average Convergence Divergence）

移動平均線同士の差を計算したもの。シグナル線とのクロス（交差）やヒストグラムの形状から相場の転換点を判断することができる。


これらのテクニカル指標を組み合わせることで、相場のトレンドや転換点をより精度よく判断することができる。ただし、テクニカル分析は必ずしも正確な予測を行うことができるものではなく、相場の変動には様々な要因が関与しているため、投資判断においては他の情報も総合的に判断することが重要である。