2019年04月08日
阪神vs広島 3回戦「若虎躍動 漸く今季初2桁安打でカープに快勝︎」「2年ぶり 西投手 完封勝利︎」(^-^;
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西移籍後初勝利初完封初完投おめでとう(^-^;
(セ・リーグ、広島0−9阪神、3回戦、阪神2勝1敗、7日、マツダ)シビれた、魂の140球! 阪神は広島に9−0で快勝し、カード勝ち越し。今季オリックスからFA加入した西勇輝投手(28)が移籍後初勝利を自身2年ぶり、12球団一番乗りの完封で飾った。リーグ3連覇中の強力打線相手に6被安打9奪三振。抜群の投球術とリズムで、打線の今季最多13安打&9得点を誘発した。虎を選んでくれて、ありがとう!!
魂を込めた140球目、白球が三塁・大山のグラブにおさまると、西が梅野とがっちり抱き合った。圧巻の虎1勝目。誰にもマウンドは譲らない。続投を志願し、2年ぶりの完封勝利で、自らの価値を証明した。
「自分のわがままで(最後まで)いかせてもらいました。投げ切れてよかったです。1勝に対して(の感想)は、『みんなが勝った』ということだけの共有でいいのかなと思います」
前日10得点と破壊力抜群の赤ヘル打線を前に、マウンド上で野球少年のような笑みを何度も浮かべ、抜群の制球力と投球術でマツダを支配した。
「一番つらかった」という一回は1死一、三塁で鈴木を迎えたが、冷静に無理な勝負を回避。四球で満塁とし、打ち気にはやる松山を初球変化球で一ゴロ併殺。連打は一度も許さなかった。
虎が5年連続負け越し中のマツダだが、負の歴史とも無縁だ。自身8年ぶり2度目の同地で、2年ぶりの完封。阪神投手のマツダでの完封は能見以来4年ぶりだった。
「東京で3連敗をやられましたが、悲観せずにどんどんみんなが前をみていけば、いい雰囲気で甲子園に戻れる」。前向きな言葉を並べた。決して、下は向かない−。
能力は高いのに明確な目標が持てなかった菰野高入学時。2年夏に三重大会決勝で負け、火がついた。「次の年は絶対に甲子園にいく」「プロに行きたい」。周囲が驚くほど発言も取り組みも変わり、翌年夏、有言実行で全国切符をつかんだ。
オリックス入団2年目の2010年夏には最大のピンチに見舞われた。右顔面の神経まひを発症し、完治まで2カ月かかった。医者から完治のめどの説明がなく先の見えない日々。「野球は終わったかも…」。絶望のふちに立ったが、野球がしたい思いが体を突き動かした。寮で1人、読書家ではなかった青年が自己啓発の本を読みあさった。心を整える方法を必死に学び、翌年プロ初勝利を含む10勝を挙げた。
常に顔を上げる。前を向く−。染みついているからこそ、どんな相手にも平常心で向かっていける。矢野監督も「楽しむって、なかなか勝負の中では難しい部分もあるけど。いろいろなことで影響を及ぼすことができる投手」とうなずいた。
笑顔の西に導かれるように打線は今季最多13安打9得点。自身も三回に犠打で先制点を演出するなど、重苦しかったムードを1人で吹き飛ばし、チームを最下位から脱出させた。9日のDeNAから甲子園6連戦。西も聖地に、立つ。
「完封、完投ではなく勝つことに意味がある。責任を感じながら投げる立場。9点もとってくれたら完投するのが普通。本当に(勝敗への)責任を持って、マウンドにあがりたい」。FA投手として当然−。頼もしすぎる男がチームを甦らせた。
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