2020年03月15日
教育委員会の闇
身内が某市の教育委員会にいます。
コロナウイルスで大変だねという話をしていました。
実際大変みたいです…。
その中で、信じられないと思ったことがあったので、その大変さを分かってほしいと思い書きました。
自分は小学生の子供を持つ親なので、どうしても親目線になり、何が大変かの理解はあまりできていなかったんですが、聞いてびっくりでした。
もちろん個人情報は聞いていません。人物像も詳細ではありません。
でもあまりにひどいと思ったので書きます。
担当が特別支援学級関係のようで、学校にまつわるクレームが多いようです。
この特別支援学級とは、一言で言うと障害を持った児童が学ぶところです。
ところがとある障害を抱える児童の親がトンデモでした。
障害を持った子供を普通の学級に入れて学ばせてやりたい。…とここまではよしとします。
国がインクルージョン教育を推進しているようです。
このインクルージョンとは、福祉、教育を含めた考え方においては包括的な教育のことをいうようです。
簡単に言うと障害者と健常者が一緒になって同じ教室、同じ場所で教育を受けることをいうとのことですが…。
この意味をいい意味で捉えられているんでしょう。しかも同じようにできるはずという考えで、それをどのようにしなければならない等考えていないのでしょう。
介護の世界でも共生型といって、高齢者と障害者が一緒の空間で過ごす試みが始まっていますので、これの子供版ですよね。
介護の場合は、介護スタッフがデイサービスなどで数名いてみんなでみています。
でも児童の場合は、見ているのは担任一人ですよね?
で、上記の親は、一緒に学ばせてやりたい。でもインクルージョン教育をしているからそこに支援員を入れろという話のようです。ですが、この支援員を入れれるのは誰でしょう?
それが教育委員会です。
もちろん障害サービスでしている場合は、市町村の障害課からお金が出ていると思います。
でもこの場合は、教育委員会がもらっている予算から人件費を出すわけです。
もちろんこのお金は無尽蔵ではなく、かなり制限されていると思います。
なので、全障害児童が必要だと言い出しても財源がないわけです。
ですので、教育委員会の方も必要性の高い方に出していると思います。
出ない場合はどうするかというと、学校が対応するわけです。
もちろん担任は一人、それで対応できなければ、隣のクラスの担任などが対応する…。
これも限度がありますよね。
国も「可能な限り障害者である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮」と示しているようですが、授業に支障が出てしまうと、可能な限りの配慮を逸脱してますよね。
となれば、実際には難しいケースも出てくると思います。
で、やってみた結果、人も入れれず、教師もただでさえ忙しい仕事の中で限られた対応となります。
となれば、この限られた中でやるのか、将来自立した生活ができる可能性があれば、
特別支援学校に行き、訓練するという選択肢も出てくると思います。
でも、このような親は、子どもが排除されたと感じるようです。
追い詰められて大変なのはわかりますので、他の人のことは考えられないのでしょう。
そして、できないものをやれという。
で、学校ができないから教育委員会に言う。でも予算がなければやっぱりできない。
となると今度は議員を使ったり、〜の会などの団体や更に上のところに苦情を言う流れになります。
そうなると教育委員会の担当の方は、学校に上げる資料、県に上げる資料などの他色々な仕事があるのに手付かずになります。
もちろん、その間にも他の苦情の電話も入ってきます。
障害の子供を抱えている親の気持ちも分かります。
もちろん支援者に言われたらほっとけない議員さん、学校の先生の苦労なども分かります。
ただそれを支えている教育委員会の方の苦労も分かってもらう必要があるなぁと思いました。
どうにかしてやりたくてもどうにもしてやれないという葛藤をしていることをすごく感じました。
どれだけ神経をすり減らし、しなければいけない仕事も出来ず苦しんでいる教育委員会の担当者の方。
恐らくどこの市町村でも同じでしょう。
悩みを抱えている親御様の皆様。
私も今までは、子どものことで文句があれば教育委員会に行った方がいいと安易に考えていました。
同じように考えるから、どうせ学校に言っても同じだと思っている方も数多くいると思います。
でも、そこには「悪いあの人」と「かわいそうな私」しかいないのでしょう。
苦情を言って、どうにかしてくれだけではなく、これからをどうするか。
感情をぶつけるだけではなく、子供の将来を考えたときに、支援者に何が最善かを一緒に考えてもらうことが大切だと思いました。
ただテレビで酷い教師のニュースを伝えられると、全体がそのように見られてしまうかもしれませんが、そんな先生は一部で、教育についてしっかり考えてくれる先生の方が多いと信じています。
人の仕事なので悪い方がいるのも事実。悲しいですね。
でも毎日のように苦情電話を聞いていたら精神病みますよね。
国は先生や教育委員会の方もしっかり支援してほしいものです。
支援者も、投票権のある大事な国民の一人であることは理解してほしいです。
とても憤りを感じたので、長文失礼しました。
コロナウイルスで大変だねという話をしていました。
実際大変みたいです…。
その中で、信じられないと思ったことがあったので、その大変さを分かってほしいと思い書きました。
自分は小学生の子供を持つ親なので、どうしても親目線になり、何が大変かの理解はあまりできていなかったんですが、聞いてびっくりでした。
もちろん個人情報は聞いていません。人物像も詳細ではありません。
でもあまりにひどいと思ったので書きます。
担当が特別支援学級関係のようで、学校にまつわるクレームが多いようです。
この特別支援学級とは、一言で言うと障害を持った児童が学ぶところです。
ところがとある障害を抱える児童の親がトンデモでした。
障害を持った子供を普通の学級に入れて学ばせてやりたい。…とここまではよしとします。
国がインクルージョン教育を推進しているようです。
このインクルージョンとは、福祉、教育を含めた考え方においては包括的な教育のことをいうようです。
簡単に言うと障害者と健常者が一緒になって同じ教室、同じ場所で教育を受けることをいうとのことですが…。
この意味をいい意味で捉えられているんでしょう。しかも同じようにできるはずという考えで、それをどのようにしなければならない等考えていないのでしょう。
介護の世界でも共生型といって、高齢者と障害者が一緒の空間で過ごす試みが始まっていますので、これの子供版ですよね。
介護の場合は、介護スタッフがデイサービスなどで数名いてみんなでみています。
でも児童の場合は、見ているのは担任一人ですよね?
で、上記の親は、一緒に学ばせてやりたい。でもインクルージョン教育をしているからそこに支援員を入れろという話のようです。ですが、この支援員を入れれるのは誰でしょう?
それが教育委員会です。
もちろん障害サービスでしている場合は、市町村の障害課からお金が出ていると思います。
でもこの場合は、教育委員会がもらっている予算から人件費を出すわけです。
もちろんこのお金は無尽蔵ではなく、かなり制限されていると思います。
なので、全障害児童が必要だと言い出しても財源がないわけです。
ですので、教育委員会の方も必要性の高い方に出していると思います。
出ない場合はどうするかというと、学校が対応するわけです。
もちろん担任は一人、それで対応できなければ、隣のクラスの担任などが対応する…。
これも限度がありますよね。
国も「可能な限り障害者である児童及び生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮」と示しているようですが、授業に支障が出てしまうと、可能な限りの配慮を逸脱してますよね。
となれば、実際には難しいケースも出てくると思います。
で、やってみた結果、人も入れれず、教師もただでさえ忙しい仕事の中で限られた対応となります。
となれば、この限られた中でやるのか、将来自立した生活ができる可能性があれば、
特別支援学校に行き、訓練するという選択肢も出てくると思います。
でも、このような親は、子どもが排除されたと感じるようです。
追い詰められて大変なのはわかりますので、他の人のことは考えられないのでしょう。
そして、できないものをやれという。
で、学校ができないから教育委員会に言う。でも予算がなければやっぱりできない。
となると今度は議員を使ったり、〜の会などの団体や更に上のところに苦情を言う流れになります。
そうなると教育委員会の担当の方は、学校に上げる資料、県に上げる資料などの他色々な仕事があるのに手付かずになります。
もちろん、その間にも他の苦情の電話も入ってきます。
障害の子供を抱えている親の気持ちも分かります。
もちろん支援者に言われたらほっとけない議員さん、学校の先生の苦労なども分かります。
ただそれを支えている教育委員会の方の苦労も分かってもらう必要があるなぁと思いました。
どうにかしてやりたくてもどうにもしてやれないという葛藤をしていることをすごく感じました。
どれだけ神経をすり減らし、しなければいけない仕事も出来ず苦しんでいる教育委員会の担当者の方。
恐らくどこの市町村でも同じでしょう。
悩みを抱えている親御様の皆様。
私も今までは、子どものことで文句があれば教育委員会に行った方がいいと安易に考えていました。
同じように考えるから、どうせ学校に言っても同じだと思っている方も数多くいると思います。
でも、そこには「悪いあの人」と「かわいそうな私」しかいないのでしょう。
苦情を言って、どうにかしてくれだけではなく、これからをどうするか。
感情をぶつけるだけではなく、子供の将来を考えたときに、支援者に何が最善かを一緒に考えてもらうことが大切だと思いました。
ただテレビで酷い教師のニュースを伝えられると、全体がそのように見られてしまうかもしれませんが、そんな先生は一部で、教育についてしっかり考えてくれる先生の方が多いと信じています。
人の仕事なので悪い方がいるのも事実。悲しいですね。
でも毎日のように苦情電話を聞いていたら精神病みますよね。
国は先生や教育委員会の方もしっかり支援してほしいものです。
支援者も、投票権のある大事な国民の一人であることは理解してほしいです。
とても憤りを感じたので、長文失礼しました。
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