2017年12月09日
【思想】重力
地球の重力というのは、下に向かっているのではなく、
あくまで地球の中心に向かっている。
自転と公転を続ける星の形を留めておくために。
その表面で生きているものたちは、
好むと好まざるにかかわらず、その影響を受け続けている。
物理的にだけではなく、精神的にも。
重力の中心は(つまり、地球の中心は)、
すべてのものが留まる「べき」場所。
人の身体はそこへ引きつけられ、
人の欲望もそこへ引きつけられる。
そう、重力の中心は「ちょうど良いところ」なのだ。
上だろうが下だろうが、
前だろうが後ろだろうが、
その「中心」よりも良い(理想的な)場所などない。
なぜなら、その場所でのみ重力から解放されるのだから。
空腹な者は、食べることで腹を満たしたいと思う。
貧しい者はもっとお金(あるいは物)が欲しいと思う。
独りぼっちが寂しい者は話し相手が欲しいと思う。
でも、その「ちょうど良い場所」(重力の中心)は決まっていて
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の言葉のとおり、
中心を過ぎてしまうと、また離れていってしまう。
食べ過ぎる者は腹が苦しくなる。
10兆円の財産を持つ者は、高価値なものをようやく手に入れた時の喜びを忘れる。
人間関係に疲れた者は一人になりたいと思う。
「人生、お金じゃない!」と言う者が増えれば、
「人生、お金だよ!」と言う者も増える。
「平和な世界に住みたい!」と言う者が増えれば、
「世界征服を成し遂げたい!」と言う者も増える。
「格差のない世の中になってほしい!」と願う者が増えれば、
「能力の高い者にたくさん与えられるのでなければおかしい!」と感じる者も増える。
「ちょうど良い場所」(重力の中心)は必ずある。
でも、そこに留まることはとても難しい。
振り子が左右に触れるように、人は足りなかったり多すぎたりする。
そして、振り子が止まってしまえば、人はそれ以上生きられない。
では、死んだら重力の中心に行けるのか?
そういう考え方もあるかもしれない。
でも、生きている限り、それはわからない。
あくまで地球の中心に向かっている。
自転と公転を続ける星の形を留めておくために。
その表面で生きているものたちは、
好むと好まざるにかかわらず、その影響を受け続けている。
物理的にだけではなく、精神的にも。
重力の中心は(つまり、地球の中心は)、
すべてのものが留まる「べき」場所。
人の身体はそこへ引きつけられ、
人の欲望もそこへ引きつけられる。
そう、重力の中心は「ちょうど良いところ」なのだ。
上だろうが下だろうが、
前だろうが後ろだろうが、
その「中心」よりも良い(理想的な)場所などない。
なぜなら、その場所でのみ重力から解放されるのだから。
空腹な者は、食べることで腹を満たしたいと思う。
貧しい者はもっとお金(あるいは物)が欲しいと思う。
独りぼっちが寂しい者は話し相手が欲しいと思う。
でも、その「ちょうど良い場所」(重力の中心)は決まっていて
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の言葉のとおり、
中心を過ぎてしまうと、また離れていってしまう。
食べ過ぎる者は腹が苦しくなる。
10兆円の財産を持つ者は、高価値なものをようやく手に入れた時の喜びを忘れる。
人間関係に疲れた者は一人になりたいと思う。
「人生、お金じゃない!」と言う者が増えれば、
「人生、お金だよ!」と言う者も増える。
「平和な世界に住みたい!」と言う者が増えれば、
「世界征服を成し遂げたい!」と言う者も増える。
「格差のない世の中になってほしい!」と願う者が増えれば、
「能力の高い者にたくさん与えられるのでなければおかしい!」と感じる者も増える。
「ちょうど良い場所」(重力の中心)は必ずある。
でも、そこに留まることはとても難しい。
振り子が左右に触れるように、人は足りなかったり多すぎたりする。
そして、振り子が止まってしまえば、人はそれ以上生きられない。
では、死んだら重力の中心に行けるのか?
そういう考え方もあるかもしれない。
でも、生きている限り、それはわからない。
タグ:哲学
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7071255
この記事へのトラックバック