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2014年10月07日

青色LEDのすぐれた特性

明るい光を出す青色のLED=発光ダイオードは、電気を通すと光を出す半導体で、電球や蛍光灯より消費電力が少なく寿命が長いといったすぐれた特性を持っています。

しかし、本格的な実用化に必要な赤、緑、青の光の3原色のうち、青色については明るい光を出すことが難しく、20世紀中に明るい青色LEDを実現するのは困難だと言われていました。
世界中の企業が開発にしのぎを削っていた平成5年、当時の常識を覆す明るさを持った青色LEDが完成したことで、LEDであらゆる色の光を作ることが可能になり、応用範囲が一気に広がりました。
光の3原色がそろったことであらゆる色の光を作ることが可能になり、実用化も進んでいて、大型のディスプレイや信号機は、色が鮮明なために日光が当たっても、くっきりと見えるのが特長です。
また、この技術は白いLEDの開発にもつながり、家庭用の照明やスマートフォンの画面のバックライトなどに利用されています。
ここ数年、特に国内では、3年前の東日本大震災による節電などの影響で家庭用の照明が大幅に普及しました。
さらに、青色LEDの技術は、より短い波長のレーザー光線の開発にもつながり、従来のDVDよりも大幅に記憶容量を増やしたブルーレイディスクの再生機に利用されるなど、大量の情報をやり取りする現代社会において欠かせない技術となっています。
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